勉強する子供たち

【教科書検定】くまもん登場やページ数の増加よりも学習で大切なこと

【教科書検定】くまもん登場やページ数の増加よりも学習で大切なこと

勉強する子供たち

昨日4月4日、教科書検定の検定の検定結果が公表され、ニュースで話題になっていました。

話題となっていた点は、

  • シェールガス、iPS細胞、田中将大など、最近話題になった出来事や人物なども、各教科で取り上げられた
  • 高校3年用の英語の教科書に熊本県のゆるキャラ「くまモン」が初登場
  • 高校の音楽の教科書に「AKB48」の「桜の栞(しおり)」の楽譜が掲載
  • 10年前の検定に比べてページ数が3割以上も増え、「脱ゆとり」路線の定着

といったところになります。

フリーランスになってから、会社のように身近に教えてくれる人がいるわけでもありませんし、社内研修のようなものがあるわけでもありませんから、どうやって「学習」していくかというのは重要なテーマの1つでもあり、このブログでも「FFに学ぶ最強無職のススメ」など学習に関する記事をいくつ書いています。

大人になってから殆どの人が、学生時代にもっと勉強しておけば良かったと思ったことがあるのではないでしょうか。今回は、フリーになって自分で学習して感じた、学生時代からこうしておけばもっと勉強していたのに!というポイントをまとめてみます。

学習が必要だと思うのは常にリアルな場

フリーランスになって(なるにあたって)、必要になって勉強しているのは主にこの3つです。

  1. WEB・グラフィックデザイン、それに関係のあるアプリケーションについて
  2. 個人事業主としてやっていくためのお金の知識
  3. 英語

1の「WEB・グラフィックデザイン、それに関係のあるアプリケーションについて」は、会社員時代から紙の仕事は減っているのを実感していたので、WEBも自分である程度出来るようにならないといけないと感じたのと、元々やっている紙媒体で使うIllustratorやPhotoshopなどのアプリケーションも、バージョンアップにともなってかなり進化しており、その都度使うこちらも知識をアップデートさせておかないと、かなり効率の悪いことをしている場合が多々あるからです。

2の「個人事業主としてやっていくためのお金の知識」は確定申告などの税金関係のこともありますし、経理が他にいるわけでもありませんから、自分で自分を経営していくためにお金の知識は必ず必要です。

3の「英語」。これはすぐにできるようになる必要はないのですが、退職してフリーランスになるまでの期間に海外旅行に行って、英語があまりにもわからずに困った経験があるので、日々少しづつ勉強しています。

これら1~3に共通していえるのは、何かのタイミングで状況が変わった場合などに、学習をせざるを得ないことが生きていると必ずあるということです。

とにかく早い段階で学習には実践が伴うべきである

しかし、実際に1番学習に時間がかけられる学生時代には、この「学習をせざるを得ないタイミング」が来ることが実感としてわかりません。そのため勉強しながら、こんなこと勉強しても使う時あるのかなぁ。と思ってしまうわけです(本当に使わないこともあるので、それは本当に教科書検定で吟味して頂きたいところですが)。

そこで、私の考える学習で1番大切なことは、なるべく早い段階でその学習に伴う実践を行うことです。その中でも総合的に学習出来るのは、海外旅行です。

先程書いた英語がわからずに困ったエピソードというのは、イギリスでの入国審査の時です。聞かれることと答え方は、事前にチェックしていたのでそのままいくかと思いきや、ネイティブの英語は英語の教材のようなゆっくりと聞き取りやすいものでは全くありません。そこであたふたしていると、同じ便に乗っていた英語の出来る日本人の方を審査官の人に呼ばれ、結局、その人に通訳してもらいながら「目的は観光です」などと答える情けないことになってしまいました。

この時は、次はこんなことにならないように、ペラペラ英語がしゃべれるようにならなくても、もっと旅が楽しめるような語学力は付けたいと思い、中学レベルの英語の学習ですが毎日少しづつは続けています。

他にも海外旅行に行くなら、単に観光地巡りをするよりも、その国の歴史や文化を学んでから実際にそのスポットに訪れれば更に楽しめるはずです。今日も山川世界史をアプリで読んでいましたが、丁度中世ヨーロッパの章なので、教会など実際に訪れたい気分になります。

それに、留学やホームステイをしたことがある人と話していると、外国人の方から、たいてい日本文化に関する質問をされるそうです。家族の方も日本人を泊める時点で日本好き、日本マニアである場合も多いので、自分より詳しいこともよくあるそうで、そういうことをきっかけに自国の文化をちゃんと学ばなくていけないと感じるそうです。

そして、海外旅行といえば通貨の両替があります。私はイギリスとスペインに行ったので、ユーロとポンドどっちも必要なのかぁ。と思ったり、円高の時期に行っておいたらもっと安かったのになぁと感じたり、ニュースで為替レートや世界経済、国際情勢を見る時も今までより身近な問題に感じました。

学習の必要性

最近話題のマイルドヤンキーに関する記事などを見ていると、生まれ育った場所から出ずにのんびりと生きていれば、そこまで学習し続ける必要はないのかもしれません。それは東京から田舎に帰って、実感したことの1つでもあります。しかし、新しい知識が増えていくことはゲームのレベルアップと同じでとても楽しいものです、

そして、知識は高校くらいまでの基礎知識がしっかりしているのといないのでは、新しいものを学ぶ時の吸収具合が全く違います(だから私は復習が多いです)。ですから、今の自分が子供頃の自分に何かアドバイスが出来るなら、ちゃんと勉強をして、学生時代に色々と旅に行ったほうが良いと伝えたいと思います。

くまもんやAKB48が出てくる教科書も楽しいのかもしれませんが、それでページ数が増えて、学習するのだろうか。とも思ってしまうわけです。