【しまなみ海道への道】親に松山まで自転車で行くと言ったらケンカになった
最近、天気が不安定な日が多いので、自転車に乗って出掛けていると雨に降られてしまうことがよくあります。近所であれば、帰宅後すぐにシャワーでも浴びればよいのですが、遠出をしている時に結構困ってしまいます。
東京では雨の日も通勤は自転車だったので、レインジャケットとズボン、防水加工のスニーカーもあるので雨対策はバッチリですが、好んで雨の日に走りたいとは思いません。そのため、今週は自転車の輪行の仕方とタイヤのチューブ交換の仕方を松山のサイクルショップに習いに行って、必要なものも買って来る予定でしたが、来週に延期することにしました。
実家住まいですから、親に「来週は自転車で松山に行くから」と伝えたところ、「そんなことしたら熱射病で死ぬぞ!」、「ヘルメットをかぶって行かないと警察に捕まるぞ!」とわけのわからないことを言われケンカになりました。なぜ、こんなことになってしまったのか、田舎の人の移動の問題や道路交通法について調べてみました。
田舎の人の移動はとにかく車
私は現在、免許がないこともあり、移動は親に車に乗せてもらったり、列車に乗ったりする時以外は全て自転車です。大洲に住んでいますが、長浜(往復37.6km)にも、内子(往復28.4km)にも自転車で行きました。これくらいの距離なら、特に気合いを入れなくても、思いつきで行こうと思えば行ける距離です。
しかし、田舎の人の移動事情を聞いてみると、こんな距離を自転車で移動する人はまずいません。都会の人からすれば、自然も多く歩いたりサイクリングしたりするのには良いロケーションが多いし、四国はしまなみ海道をはじめサイクリストの聖地のようになっている場所です。でも、それは外からやって来る人たちからすればの話で、住んでいる人たちは10分以上の移動になると車を使っている、というのが私が何人かにリサーチしてみて感じた結果です。
仕事の面談に行った時に、「車の免許はないのですが自転車で結構移動できますよ」、と伝えたところ、「田舎の人ほど歩いたり自転車に乗ったりしないんですよ」と返されたのはその通りのでした。
ちなみに住んでいる大洲市から松山までは片道約60kmあります。そして、9月になってもまだまだ日中は暑い日が続いています。これらのことから心配して「そんなことしたら熱射病で死ぬぞ!」という発言になったことはわかりますが、「熱射病に気を付けろ」ならともかく、これでは完全に話になりません。
自転車に乗る時にヘルメットを被らないのは道路交通法違反なのか
次に「ヘルメットを被って行かないと警察に捕まるぞ!」発言についてですが、私は雨が降っていて仕事が家から出れないほど忙しい時以外は、運動のためにも毎日1日1時間程は自転車に乗っています。
もちろん、親もそれは知っていますし、出掛ける時には一言かけて行っています。その時、ヘルメットを被っているかというと、かぶっていません。なぜ毎日のサイクリングに対しては、ヘルメットの話などしたこともないのに、それが松山サイクリングになるとヘルメットをかぶって行かないと警察に捕まる、という話に変わってしまうのでしょうか。しかし、ここでしっかりと確認しておかなければならないのは、ヘルメットをかぶっていないことは道路交通法の違反にあたるのか、あたらないのか、という事実です。そこで例によってググってみると、道路交通法にあるヘルメットに関する規定には、
13歳未満の児童、幼児を自転車に乗せる場合は、保護者はヘルメットをかぶらせるよう努めなければいけません
とあり、そもそもかぶらないこと自体は道路交通法違反ではなく、30過ぎのオッサンが保護者にヘルメットをかぶらせるよう努められることでもありません。
これも、「そんなに長距離を走るなら、ヘルメットでもかぶった方が安全じゃない?」と言われればすんなり納得したはずですが、「ヘルメットをかぶって行かないと警察に捕まるぞ!」と間違った知識を押し付けられると正論を伝えざるをえません。
論理的に事実を話さないと会話は成立しない
前にサバイブログでは、「【実録】実家フリーランサーの親との関係」という記事で大学から東京に行っていた子供が、十数年振りに実家に戻って来て親との同居をスタートすると、どんな問題が勃発するのか赤裸々に書きましたが、今回のこともそのような問題のわかりやすい事例のように思います。
伝えたいことの真意はわかっても、それをあまりにも極端な言い方や間違った知識を盾にして言われると、揉めるということです。こちらが小さい子供なら、すんなり論理的に反論することもできませんが、もうこちらの方が日々乗っている自転車の知識はありますからね。まぁ、仕方のないことです。
まとめ
そもそもが、大したことのない揉め事なので、「気をつけて行ってくる」で済んだのですが、大きな問題が1つ残されています。それは、本当に熱射病にならないようにしなければならないハードルが上がったということです。
こまめな水分補給と塩分補給で、松山サイクリングがんばります!
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