売上報告

2014年7月の売上報告(フリーランス7ヶ月目)

2014年7月の売上報告(フリーランス7ヶ月目)

売上報告

月の初というには少し経ってしまいましたが、先月、7月の売上報告です。

長い期間、制作していたHPが納品できました

先月は、かなり長い期間、制作していたHPが納品出来たのと、クラウドソーシングが受注のものもある程度数があり、コンペのものもいくつか採用して頂いたので、

406,360円

でした。5月の売上が、フリーランスをスタートしてからの最高売上だったので、今回は歴代2位の売上です。一先ず、少し気持ちと懐が落ち着きました。

フリーランスは安定していない

今回たまたま、サバイブログに訪れてくれてこの記事を見ている方は、先月の売上、フリーのデザイナーとしては多くは無いけれど、まぁ、やってはいけるかな、という額に写っているかもしれません。

しかし、先々月、6月の売上を振り返ってみると、1週間ほど東京に行っていたりしましたが、10万を切っています。まだ、フリーランスを初めて数ヶ月、しかも同じタイミングで東京から地元の愛媛の田舎にUターンしたので、売上が安定しないのは仕方が無いところもあるのですが、本当に安定していません。

私の状況の問題は大いにありますが、もし、毎月定額の給料をもらっている会社員の方で、フリーランスを目指している人がこの記事を読んでいたら、程度の差はあれ、フリーランスは安定しているものではない、ということが何となく(明確ですがw)伝わればと思います。

不安定なことは不幸なことなのか

フリーランスになってから、1番会社員と違う点は、仕事が無いことに関しての恐怖です。

会社員であれば、忙しくても暇でも基本的には給料が変わりませんから、なるべく忙しくなくて、早く帰れるに越したことはないでしょう。しかし、フリーランスの場合は、いくら忙しい!大変だ!と言っていても、それよりも仕事が無い方が大変です。

ゆったり自分の時間も大切にしながら生きていくためにフリーランスを選んだのか、フリーランスでバリバリやりがいを持って働いていくためにフリーランスを選んだのか。単純にこっちです、と言える選択ではないですが、フリーランスとして生きていくことを楽しむためには、不安定な状況とどう向き合っていくかは1つのポイントになってくるのかもしれません。

ポイントはセーフティネット

売上がある程度ある時は良いけれど、少ない時には数万円しかないのに、フリーランスを続けていられるのは、実家に住まわせてもらっているおかげです。そして、売上が良い時があったり、これから仕事が少しづつ増えそうな感じがしているのは、東京や地方にいる友達やお世話になっている方々のおかげで、地元の企業に少しづつ営業に行け始めたのも、企業に私を紹介してくれた地元の友達のおかげです。

このように私のフリーランス生活は、単なる月々の売上だけではなく、色々な方とのつながりでできているセーフティネットの上に成り立っています。

自分でつくるセーフティネット

自分でつくるセーフティネット」これは、まだ読んでいませんが、これまでにも色々な影響を与えてくれて、自分の主催した音楽イベントにもトークゲストにお招きした佐々木俊尚氏の最新著書です。

近いうちにKindle版で購入して、読後にはサバイブログでもレビュー記事を必ず書きますが、先日、佐々木さんが朝のキュレーションで紹介していたこの本のレビュー「“自分でつくるセーフティネット”を読んで。」はとても共感出来る内容で、早く読みたくなるレビューでした。

このレビューの一文を紹介させていただきます。

誰にでも、明日仕事がなくなる可能性はあると思うのです。だから、自分の幸福を判断する時に、“安定”と言うモノサシは使わない方が良いのではないかと思います。逆に自分が“安定”していると油断していると、突然“不安定”な場所に追いやられてしまった時に、対応出来なくなってしまうし、そうなってしまうと、不幸どころか悲劇な状況になってしまうと思うのです。でもね、“安定”がないという事は、決して不幸だというではないと思うのです。

その通り!と読みながらうなずいてしまいました。それほど長くないので、是非全文、読んでいただければと思います。

自分なりに色々なものを組み合わせて生きていく

このレビューの記事でも書いてありましたが、

『安定した人生=幸福』と言う図式は間違ってはいないと思います。

というのは1つの事実ではあります。安定しているからこそ、新しいことにチャレンジできたり、プライベートも楽しめるわけですから。しかし、その安定を作るものが、単に自分を雇用している会社からの給料である、という時代は終わりつつあるのかもしれません。

収入源も、人とのつながりも、色々なものを組み合わせて生きていく。そして、それら自身が個々のオリジナルのセーフティネットになっていく。そんな時代が来ていることを、愛媛の田舎でフリーランス生活をしながら、日々、肌で感じています。