ベッド

生活サイクルの要。自分に合った睡眠時間とは

生活サイクルの要。自分に合った睡眠時間とは

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毎朝、Facebookに睡眠ログを投稿することが目覚める儀式のようになっているので、見たことがある方も多いかもしれません。

睡眠のログ

昨晩の睡眠ログ

現在は、実家で親とそんなに変わらない生活サイクルで睡眠も取っているので、6時前後に起きて、23時前後に就寝します。

睡眠時間は十分に確保出来ているはずですが、どうも快眠度がそんなに高くない。眠りが浅いのかなぁと思っていたところ睡眠に関する興味深い記事を2つ見つけたので紹介します。

快眠の定義も個人によって違う

この記事で書かれているように、

「深い睡眠」が「よい睡眠」とは限らなかった――睡眠の正しい改善法とは (ナショナル ジオグラフィック日本版) – Yahoo!ニュース

朝、目が覚めたときに、「ぐっすり眠れた」「よく寝た」と思えたときは気分がいいもの。1日の始まりとしては申し分ないが、睡眠学の最新の研究によれば、実は「深い睡眠」が「よい睡眠」とは限らないということが明らかになっている。

ということのようです。

快眠度が低いと数字で見てしまうと、気持的にあまり良い睡眠が取れてないのだろうか…と思ってしまいますが、疲れが取れていない感じもしないし、日中に眠いわけでもないので、あまり気にしない方が良いという結論になりそうです。

心身の休養感があれば「途中で目が覚めた」「睡眠時間が短かった」としても、さほど悩む必要はないとも言える。あまり気に病むと、不眠症にもなりかねない。

こうなってしまっては本末転倒ですからね。

徹夜は良いことなんてないはずでは!?

もう1つ常識を覆されたのはこの記事です。

成功を収める人々に睡眠は必要か – WSJ.com

デザイン会社では徹夜があることもしばしば。徹夜にならなくても終電帰りで次の日も早くから出社。結果として睡眠時間を削らないといけいケースは少なくありません。

その都度、会社側としては体制を変えなければ!というものの、それが実現するかは別の問題で、社員たちは睡眠不足で良い仕事なんて出来ない!と思うものです。

しかし、この記事によると、

われわれは十分な休養がとれている時、狭く定義された仕事に効果的に焦点を絞るため、最高レベルの認知資源を用いる傾向がある。しかし、想像力を要する仕事は、その反対のことをするよう求める場合が多い。つまり、「既存の枠組みにとらわれない」アイデア、馬鹿げているとか理論的でないとして普段なら退けてしまうようなアイデアを表現することだ。徹夜をしているときに、「既存」の枠組みが崩れ落ち、しかも有利に働く。

なるほど。確かに集中して作業していて朝になっていたとか、夜が一番集中出来るというクリエイターがいることは確かなので、納得できなくはありません。

これだけだと、たまに徹夜があることも良いのか!?もと思いますが、まだ続きがあります。

想像力を必要としない、つまり単に持続的な注意や忍耐、直線的な思考が必要なプロジェクトについてはどうか。十分に休息を取って徹夜に臨めば、この種の認識上の馬力は驚くほど長時間持続可能だ。例えば、ハーバード・メディカル・スクールの09年の研究では、30時間の睡眠不足にさらされても、言語や理論、理解に関連した様々な認識テストで、若い成人は十分休養をとった若者たちと比較して、それほど劣らないことが分かった。

この結果は会社の上司には伝えない方が良さそうですね…。毎日徹夜させられることになるかもしれません。。。

睡眠もルーティンと変化の中で自分のベストを探るしかない

何かを成そうとしている時は睡眠時間を削ってでもやらないといけない場合もありますし、逆に無駄に不規則な生活をする必要もありません。

1日8時間寝ないと良いパフォーマンスが出ないという人もいれば、ショートスリーパーの人もいます。

そして、「深い睡眠」が「よい睡眠」とは限らなかったも最後はこのように書かれています。

「睡眠時間も、夜型・朝型などのリズムも、睡眠は人それぞれですし、年齢やライフスタイルによっても変化します。平均身長はあってもベストな身長がないのと同じで、100点満点の眠り方などありません。睡眠の話には都市伝説めいたものも数多く見受けられますが、そういうものに惑わされず、睡眠科学に基づいた正しい知識をもとに“自分なりの改善法”を見つけてください。それが唯一の正解です」

その通りですね。自分にあった睡眠を調べるためにも睡眠ログを取ってみるのは良いかもしれません。よく眠れた日、寝付きが悪かった日、ちゃんと合っている実感はあります。

最後に徹夜の記事ですが、睡眠不足でもパフォーマンスにそんなに差がないことは確かなのでしょうが、それが今後、体にどういう影響を与えていくかは別の問題なのでは?とも思ってしまいます。

それに、作業がノッていてテンションも高く徹夜をするのと、嫌で仕方がないのに帰れないで働いているのも違います。

結局、メンタルも良い状態に保たないと睡眠だけでは健康的な生活サイクルは作れないということではないでしょうか。