久々に松山にゆっくりいて感じた地方都市に無くて東京にあるもの
昨日は、久々に昼過ぎから夜まで松山を堪能しました。田舎にUターンして、松山には出て行く機会が結構あるかと思っていたのですが、いざ住んでみるとどこかに出掛けるために空港を使うとか、高速で通過することがあるものの、実際に松山でゆっくり過ごす機会はあまりありませんでした。
そこで、せっかくなので久し振り松山の繁華街、銀天街と大街道を歩いてみて感じたことを、東京と地方都市の比較の視点で書いておきます。
昔ほどの活気は無いが店は一通りある
アーケード街の活気も、中高時代に遊びに行った時に比べると、あまり無い気はしますが、アパレルブランドなどのショップは一通りあります。それに無印もあれば、そこそこ大きな本屋もあるので、東京で行っていたようなところはあるといえばあります。規模や品揃えの違いはありますが、地方に郊外には巨大ショッピングモールがあるので、市街地のお店とロードサイドショッピングモールを使って、それでもなければAmazonでポチれば手に入らないという物も無いでしょう。
エンタメ関係は極端に少ない
これは札幌、名古屋、大阪、福岡などの地方の巨大都市と、松山ぐらいの小さな地方都市を比べた場合に顕著ですが、エンタメ関係はかなり弱いです。わかりやすいのが音楽などのツアーの場所です。外タレのDJが愛媛、というより四国に来るようなことはほとんどありませんし、このようなアンダーグラウンドなものでなくても、芝居好きな友達も、愛媛公演があることはかなり少ないので、見たいものがある時は関西まで遠征に行くそうです。
ちなみに、この記事を書くに当たり、政令指定都市について調べたら四国には1つもありませんでした。政令指定都市
日本の島の中で政令指定都市が無いのは、四国だけです。そりゃ、新幹線通らないは…。と悲しく納得してしまいました。
しかしオンラインで解決できることも多い
物もAmazonがあれば、どこにいても不自由なく買い物ができるのと同じで、エンタメ関係もUsrteamやYoutubeでのリアルタイムでのLiveやコンサート、フェスの配信も増えたので、現場に行かなければ全く体感できなかったものを、手軽に見ることが出来る機会が増えたのは事実です。
Dommuneなども、東京にいる時よりも愛媛に戻ってから、そのメディアの重要性に気付いています。チェックし忘れていることも多く、Twitterのタイムラインを見て急いでアクセスすることも多いですがw
1番無いのはクリエイティブな空気感
デザイナーという自分の職業柄、地方都市で1番無いと感じるのはクリエイティブな空気感です。何がというわけではなく、東京は歩いているだけで刺激があるというのも、まんざら大げさなことでは無いと思います。しかし、そのような雰囲気と引き換えに、自然が多くゆったりした時間の中でのクリエイティブな発想というのが浮かぶこともあるでしょうから、一概にどちらが良いとも言えません。
しかし、このゆったりした空気感で労働意欲が奪われる危険性が田舎にはあるので、そこには注意が必要です。何となく生きていける空気感があるのですが、そのまま歳を取っていくとどうにもならないあ可能性があります。里山資本主義の恩恵も受けている親世代と自分が同じ歳になった時に、同じような生活が出来るかというと、また違うかもしれません。
まとめ
来月末は友達の結婚式で、Uターンして以来初の状況をします。あまり行く機会もないので、1週間ほど滞在します。少しづつ予定も埋まりつつありますが、主にやることは買い物でも、美術館巡りでもなく人に会うことです。長く住んだ東京にいる友人知人は、そこでしかリアルに会うことは出来ないので、色々な方に会えればと思います。
逆にいうと会いたい人が東京にいるから東京に行くだけで、その街自体の魅力は、高校生時代のとにかく上京したかった自分とは違うものになっています。場所は関係無いとは言いませんが、その重要度は少しづつ下がっているのかもしれません。