渋谷スクランブル交差点

東京の友達や知り合いに『サバイブログ』の感想を聞いてみた

東京の友達や知り合いに『サバイブログ』の感想を聞いてみた

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東京滞在中に印象的だったことの1つが、思ったよりも多くの人がこのサバイブログを見てくれているということでした。そうなると、やはり読んでみてどんな感想を持っているのか、ということがとても気になります。

以前、「売上6万円、いいね!…全然良くない!」という記事で、こんなことを書いたことがあります。

東京での会社員時代は、バンバン稼いでいるというわけでは無いですが、それなりの額の給料をもらっていました。あまり節約を意識したこともありません。田舎に戻ってしかも実家なので生活も以前とは全く変わってしまいましたが、そういうことや売上なども含めて東京の友達はどう思っているんだろうか?とふと感じました。他人の目が気になるという意味ではなく、単純に機会があれば色んな人の感想を聞いてみたいと思います。

まさにその色々な人にこのブログの感想を聞くという機会が、滞在中に何度もあったので、その感想とサバイブログの印象を傾向別に書いておきます。

近況がわかって久し振りに会った気がしない

友達から感想で多いのが、このような離れていてもどんな生活をしているのか、元気なのかどうかが、ブログを毎日更新しているからわかるというものです。

退職したり、田舎に帰ってしまった人とは、仲が良かった人でも時間が経てば疎遠になり、いつの間にか連絡先も変わってしまってどうしているのかわからない、というのはよくある話です。今ではFacebookなど、お節介なくらいに友達を見つけてくれるSNSがあるので、つながりはキープしやすいと思いますが、色々と投稿しなければ、状況はわかりません。
その点私は、毎日ブログを更新して、生活も仕事のことも、売上までも公開していますから、東京の友達から連絡が来るときも「元気?」などではなく、「ブログ見てるから元気だとはおもうんだけど…」という言葉からやり取りがスタートすることもあります。

Uターンクリエイターの実情がわかって役に立つ

これは退職後に通ったWEBスクールの講師の方などに言われて、大変うれしかった感想です。

専門学校や大学とは違い、社会人や主婦などが学びに来るスクールの場合、受講する方はフリーランスや地方移住に興味がある場合が多くあります。しかし、スクールで学んだ後に実際のところどうなったかというのは、卒業の進路などで成功した方々が数人、軽く紹介されているだけで、リアルなところがなかなかわかりません。

そういう意味では、サバイブログはUターンや地方でのデザインの仕事に関して、良いことも悪いこと(苦労していること)も、ありのままに書いているので、講師の方が受講生の方にこのブログを勧めてくれている場合もあるそうです。

今のところ、あまり夢を与えられる内容になっていないので、これからもっと頑張っていきたいと思いますが、良いことだけじゃないのが現実で、それも紹介するのがサバイブログのスタイルなので、そこは変わらず、これからもずっとリアルに書いていきます。

クラウドソーシングの実態を伝えるのに役立っている

愛媛の田舎でどうにか売上が上がっている理由の1つが、クラウドソーシングで仕事をすることが出来ているためです。私は、2、3年ほど前からその仕組みを知って、フリーランスになる前にクラウドソーシングのサービスにも登録し使っていましたが、まだまだこの言葉自体を知らない方もいますし、それで仕事をしたことがある人となると、数はかなり減ってしまいます。

まわりでもとりあえず登録して、送られて来る案件のメールはチェックしているけれど、実際に仕事をしたり、収入も得たことがあるという人になると、1人いるかいないかになってしまいます。「仕事の合間や休みの日に、ロゴのコンペに応募して副収入だ!」という感じで始めたい人が多いと思いますし、それで良いと思うのですが、休みの日までデザインをして、しかもコンペだと採用されなければお金が入ってこない。もしくは思ったよりも単価が安い、というところで実際に使ってみたという人は少ないのが現状です。

ですから、必然的にクラウドソーシングってぶっちゃけどうなの!?ということを、そこから収入を得ている人がリアルに紹介しているブログなどはそれほど多くありません。そのため継続的にクラウドソーシングの情報や、コンペの結果などを公表しているのは、面白く読んでくれている方もいるようです。

実家暮らしだとサバイブじゃなくない!?

結構言われることがあるのが、このことです。皆さん、毎日読んでくれているわけではないと思いますが、それに関してはどのようなスタンスで考えているかは、サバイブログの中の色々な記事で書いています。

1番わかりやすいのはこの記事だと思います。「フリーランスが上手くいかず路頭に迷う前に押さえておきたい3つのポイント」この中で実家フリーランサーである今の状況について、このように書きました。

本当に路頭に迷ってしまうか、しまわないかの大きな分かれ道は、実家に戻れるかどうかに大きく関わってきます。何らかの理由で戻ることが出来ない場合も色々とあるとは思いますが(勘当したような重たい理由だけでなくても、兄弟が夫婦で住んでいるなど)、なるべく、最後の砦として、何かあった場合は実家に帰れる関係性は保っておくことをオススメします。

そういう意味では、私は実家フリーランサーなので、いきなりリーサルウエポンを使っている感もありますが、売上が低いながらも色々なワークスタイルを試しながら生活できているのは、実家に住めているおかげです。東京にいる間は、まさか実家に戻る日が来るとは思いませんでした。両親と実家は大切にしましょう。

つまり、実家に住むということもサバイブする1つの方法として捉えているわけですが、この考え方は理解されづらい、ということも東京で実際にブログの感想を聞いてわかったことです。

サバイブという言葉の印象からは、無人島やジャングルでサバイバルナイフ1つで生き抜いているようなイメージがあるかもしれませんが、「survive」という言葉の意味としては、

生き残る, 生き延びる, 存続する, 何とかやっていける, 何とかなる

ということになります。別に一人の力で、どうにか厳しい世の中を生き抜く、というだけの意味ではありません。むしろ、今のような変化が激しく先が読めない時代には、「助けてもらう力」もかなり重要なサバイブ力の1つだと考えています。

まぁ、こういう風に書いても、それはそれで、30過ぎて実家で親の世話になって恥ずかしくないのか、とか、ろくに里帰りもしてなかったのに急に実家の世話になって、という意見も多くあるでしょうし、自分としてはその時その時を合理的に考えて動いているつもりですが、そう思って取っている行動が端から見て、筋を通していなかったり、無茶苦茶だったりする印象はあると思います。個人的にはそれは考え方の違いだったり、ポジショントーク的に私の考えを「はい、そうですか」と認められない人もいる、ということはわかるので、明日は引き続き、実家フリーランサーのサバイブ観について書いてみようと思います。

最後に

思ったよりも多くの人にこのブログが読まれていることがわかって、リアルに会って感想も聞けて、とてもうれしく思います。それらを活力に、今後もサバイブログ毎日更新で頑張っていくのでよろしくお願いします!