先輩社員

フリーランスがバイトを雇ったら年末調整をしよう!

フリーランスがバイトを雇ったら年末調整をしよう!

先輩社員

今のところ私は関係ないのですが、友人のカメラマンが学生にアシスタントのバイトをしてもらったから、年末調整をやらないといけない、と聞いて、「それって外注で仕事をお願いした場合はどうなるんだ?」と疑問に思ったので調べてみました。

Webデザイナーでも外注に出すことはある

私はまだまだ売上も少ないのでもちろん、社員やアルバイトを雇うことは当分無さそうなのですが、デザインは自分でやるけれどコーディングは時間がないので、もしくはプログラムが絡むので外注に出す、ということは十分にあり得ます。実際にそのような流れで、私がまわりのWebデザイナーからデザインをお願いされることはよくあります。

それに専門学校の非常勤講師をしているので、単発で学生にアルバイトで画像の切り抜きをお願いする、というようなこともありそうな話です(冒頭で書いたカメラマンの友人の件に近いですね)。

このようにスタートしたばかりのフリーランスであっても、外注に出すことは十分にありそうですね。

外注と単発バイトの違い

社員やバイトを雇うとなると、それ相応の手続きがあるだろうと想像できますが、単発バイトでその都度お金を渡すなら、それって外注と仕組みは同じなのでは?そうなると、外注に仕事を出すと発注者は年末調整でやることがあるのか!?とよくわからなくなってしまったわけです。

この疑問を解決するには、外注と単発バイトの違いを理解しないといけません。

いろいろと調べたり、カメラマンの友達にも突っ込んで聞いてみたところ、

  • 外注は相手も個人事業主、もしくは法人で確定申告を行う
  • 単発バイトは相手が確定申告をしない、例)学生や主婦

という認識で概ね間違いなさそうです。

学生が個人事業主だったら?

このようなケースもあり得ますね。この場合は仕事をお願いする相手が学生でも、相手も個人事業主で確定申告を行うということであれば、通常の外注の流れと同じように、

相手から請求書をもらう → 支払う → この取引を記帳する

で問題ありません。

年末調整の行う理由とは

今回のような疑問は、私が年末調整を行う理由を正しく理解していれば、最初からわからなくなることはありませんでした。

年末調整とは何なのかを端的に言うと、「給与所得を受けている人の所得税金額の調整」です。

ですから、個人事業主や法人相手の外注の場合は、相手にとっては売上になるので年末調整は関係ありませんが、学生の場合は単発であってもバイト代 = 給料になるので年末調整の必要がある、ということになるようです。

ただし単発バイトというのは通常のバイトを雇うのとは違うケースですので、金額も少ない場合などは近くの税務署や税理士に相談してみるのが良いでしょう。

年末調整についてわからないことがあれば、経営ハッカー年末調整のまとめ記事があるので、こちらを見てみると大抵の疑問は解決できるかもしれません。

年末調整|給与所得者が知るべき年末調整を行なう理由と制度の概要

まとめ

日々の決まった経理処理は「全自動のクラウド会計ソフト freee」などを使った効率化すれば簡単で楽ですが、このようなイレギュラーなことはその都度疑問を解決しておかないと、確定申告前になってバタバタすることになってしまうので、気をつけましょう!