【フリーランスのお金の疑問】税務署の無料記帳指導は役に立つのか
WEB、グラフィックデザイナーというPCがあればできる仕事で、実家住まいのため、仕事の経費というのはそんなに多くないのが救いではあるのですが、領収書の記帳もせず、気が付くと今年度も半分が過ぎようとしています。
しかし、それでも殆どの売上やクレジットカードで支払って事業の支出は、私の使っているクラウド会計ソフト「freee」のおかげで自動同期されていますから、あとは同期された金額を見ながら、売上とか、経費とか、ポチポチとクリックするだけです。
クラウド会計ソフトに関しては「【フリーランスのお金の疑問】MFクラウドやfreeeの便利さを知っていますか」という記事で詳しく書いていますので、フリーランスの方で日々の面倒な記帳から開放されたい方や、税理士さんに払うお金が高くて困っている方は、是非、読んでみてください。
そして、その辺りの内容については、私が税理士の廣升さんと一緒に企画から考え、デザイン、コーディング、サーバーへのアップまで行った廣升健生税理士事務所のランディングでも詳しく紹介しています。
というわけで、私はfreeeを使っている関係もあり、クラウド会計ソフトに特化したの廣升さんに顧問税理士をやって頂いているのですが、個人事業主の開業届けを出しに税務署に行った時に、税理士さんの無料記帳指導も頼んでいたんです。
すでに、顧問税理士をお願いしているので、お断りしようと思い、担当になった税理士事務所に電話をしたのですが、せっかく無料なのですから、「受けてみた方が良いと思いますよ!」と言われお願いすることにしました。
しかし、最初の指導は半日くらい時間がかかるとのことで、1度は決めた日がどうしても空けられず、リスケすることに。そして、そのリスケした日が近づいて来ているのですが、最近忙しいので半日時間が取れるかどうか…。
ひとまず、実際に受けた人はどんな印象を持っているのか、ググって調べてみることにしました。
そもそも税務署の無料記帳指導とは
こちらには、
青色申告の申請をすると税務署から「無料税理士記帳指導のご案内」が届きます。
これは初めて青色申告を申請した人に、税理士が無料で記帳指導してくれるもので、費用は税務署が負担しています。
簿記の知識がない人には、指導回数を増やして丁寧に教えてくれますから、「私、帳簿がわかんない」という人も安心です。
というものです。読んだ限りでは良いことしかありませんよね?私が税務署に行った時も、このような説明をされて、会場に集まって行う記帳指導は、ソフトも税務署が勧めるものを使って行う、と説明されたので、すでにfreeeを導入していた私は、自宅に来て頂いて記帳指導をしていただく方をお願いしました。
無料記帳指導を受けた方の感想
私は税理士さんには申し訳ないのですが、まだ無料記帳指導をリスケで体験できていませんから、受けた方の感想記事をご紹介します。
税理士さんの無料記帳指導を受けて。勘定科目「事業主借」「事業主貸」を使おう!”個別”記帳指導なので、税理士さんに自分の事業に関する細かい部分まで心置きなく質問できるのが、本当にありがたいと思った。しかも「青色申告」まで個別にサポートしていただけるのだから、記帳から申告書作成までの不安がなくなったといってもいい。
ただし!当然のことながら、初年度のみのサポートなので、次年度以降は全て1人で行うことになる。なので、自分なりにもう少し勉強をして、税理士さんのサポートを受けることができる間に、わからない部分はできる限り解決しておかなければ・・・!
この方は無料記帳を受ける度に記事にしており、そのステップアップ具合もわかって、良いサービスだと感じました。“当然のことながら、初年度のみのサポートなので、次年度以降は全て1人で行うことになる。”これ、忘れてはいけないポイントですね。
確定申告のための記帳指導を受けてきました:)|外資系秘書みゆきち@輸出入で人生をハッピーにする方法例えば、 ・Paypalを使用した場合の仕訳は? (外貨での入金時、JPYアカウントへの振替時など) ・為替差損益の計算はどうすればいい? ・Amazonで売上がたったけど実際入金されるのは2週間に1 …
例えば、
- Paypalを使用した場合の仕訳は?(外貨での入金時、JPYアカウントへの振替時など)
- 為替差損益の計算はどうすればいい?
- Amazonで売上がたったけど実際入金されるのは2週間に1回。この時の仕訳は?
- 売上をたてるのは受注したとき?入金の時?
などなどなど…
いろーいろ教えてもらいました。
Amazonでの売上なども教えてもらえるんですね。突っ込んだ疑問も解決されそうで良い感じです。
どちらの感想を見ても無料ですから、受ける価値は十分にありそうです!
無料記帳指導で不安な点
私も申し込んでいるので、ちゃんと受けますが気になっている点は「クラウド会計ソフトにどれだけ対応しているのか」ということです。
1つ目の感想記事の方は弥生会計を使っているようですし、2つ目の方も特に会計ソフトについては書いていなかったので、おそらくクラウド会計ソフトでは無さそうです。
この無料記帳を真面目に受けて、自分でも簿記について学ぶ意志がある方は、次の年度からは自分で確定申告までやれそうな感じではありますが、事業用の口座やクレジットカード、Amazonなどとも自動同期できる、クラウド会計ソフトを使うのに比べると、旧来のインストール型のソフトでは、どう考えても記帳の手間がかかってしまいます。
無料記帳に合わせて自動同期できない会計ソフトを使うのは、時間のコストを考えるとあまりにもバカバカしいので、今のところ考えている作戦は、freeeの操作やfreee特有の入力方法、そして、クラウドソーシングでの売上の処理などは廣升さんが網羅して教えてくれるので、根本的な会計の知識の部分は無料記帳で教われば、次年度の確定申告は自分でやれるかな!?と思っています。
まとめ
そういうわけで、フリーランスをスタートして、会計業務を楽になるべく安く学んでしっかりマスターしたいなら、「廣升健生税理士事務所」のようなクラウド会計ソフト対応の税理士さんに導入支援をしてもらって、同時に無料記帳で会計の知識アップも計れば、その後は自分で確定申告までやれば、会計に関する支出はかなり抑えられるので、オススメの方法です。
ちなみに「廣升健生税理士事務所」は東京、私は愛媛にいますが、指導はSkype、ChatWork、データの共有はDropboxを使って行われるので、距離や場所に関係なく受けることができて、地方フリーランサーの私のような人には大変ありがたいサービスだと思います。
そして、廣升さんのクラウド税理士としてのインタビュー記事の後編がfreeeの運営する「経営ハッカー」に掲載されているので、クラウド会計ソフトの導入の参考になると思います!
確定申告期間に芋づる式に!?クラウド税理士廣升税理士インタビュー