税務署

フリーランス始め。個人事業の開業届出書を提出して来ました!

フリーランス始め。個人事業の開業届出書を提出して来ました!

税務署

お正月休みも終わって、今日から大抵の方が仕事始めだったのではないでしょうか?

私はそんなに正月らしいことをするわけでもなく、フリーランスの準備をコツコツとやっていたのですが本日、税務署に「個人事業の開業届出書」と「青色申告承認申請書」を提出して来ました。

個人事業の開業届出書・青色申告承認申請書

個人事業の開業届出書(左)青色申告承認申請書(右)

フリーランスでやっていくのにまず何からやっていけば良いの?と思う方は多いと思いますが、基本的には左の個人事業の開業届出書を提出するだけでOKです。そして、確定申告の時に青色申告にしたいという人は一緒に青色申告承認申請書も提出しておくと良いでしょう。

これまでにフリーランス向けのセミナーに行ったり、本も読んだりしていたのですが、どちらでも共通して書類の記入は簡単と言っていましたが、その通りでネットからPDFの書類を印刷して必要な箇所を記入して捺印するだけです。

書類の記入の仕方もネットを見るといくらでもあるのですが、わかりやすかったもののリンクを貼っておきます。

事業開始に必要な届出書と届出書の書き方を覚えよう – MdN Design Interactive
個人事業の開業届出書

個人事業主が「青色申告承認申請書」を簡単に書く13のポイント
青色申告承認申請書

気を付ける事というほどではないのですが、屋号を考えておいた方が良いです。これも記入をしなくても良いのですが、名刺を作ったり自分の仕事のHPを作ったりする際に○○事務所などでも良いですが、格好良い屋号を付けたい人は事前に考えておいて記入して提出しましょう。

ちなみに最低限提出した方が良い個人事業の開業届出書ですら、出さなかったからといって罰則も何もありません。
ではなぜ提出するかというと、青色申告承認申請書を出すのが開業してから1ヶ月以内の提出と決まっているため、いつ開業したのかをはっきりとさせておく必要があるからでしょう。

青色申告は、複式簿記という白色申告より少し面倒な簿記の方法をしないといけない変わりに、特別控除が最大で65万円あるなどお得で節税になることが多いのでフリーランス側としては是非、青色申告にすべきですが、国としては多く税金を納めてくれる人にわざわざ「開業届けを出して青色申告にした方がお得ですよ!」と伝える義理はないので、個人事業の開業届出書の提出もゆるゆるなのかな!?と勝手に思ったりしています。

平成26年からは小規模な白色申告の人でも記帳が義務付けられるようになるそうなので、どうせ記帳するなら断然、青色申告の方がお得なわけです。

調べて逆にわかりづらくなった「事業開始申告書」

そんなわけで、提出する書類も簡単なわけですが色々調べているとたまに「事業開始申告書」なるものがあるんです。
説明してある記事を見ると、

事業開始から15日以内に都道府県税事務所へ「事業開始申告書」を提出。

と書いてあるのですが、これは特に用紙がネットであるわけでもないし、書かないといけないのか税務署に電話で問い合わせてみたところ、そこでもよくわからず(都道府県なので市区町村とは管轄が違うんです)、県の税務の自治体の電話番号を伝えられかけてみると、愛媛県の場合は提出しなくても良い。とのことでした。
しかし東京では、

東京都の場合ですが、事業開始の申告については東京都都税条例第26条により義務付けられています。
条例第26条を要約すると、「事業税の納税義務者は事業を開始してから15日以内に申告しなければならない」というもの。

でも、続きを読んでみると…

ただし、申告しなかった場合の罰則は規定されておらず、また事業税には年間290万円の事業主控除があるため所得が290万円を超えない限り支払の必要がありません。

またそのパターンか!
というわけで、出していなかったとしても特に問題はなさそうですが、一応、自分の住んでいる都道府県の場合はどうなっているのか調べた方が良いかもしれませんね。

STEP5.自治体への届出 | 個人事業のアレコレ
事業開始等申告書

必要書類を記入して税務署へ!

事業開始等申告書でパニクって少し時間を食ってしまいましたが、自宅で個人事業の開業届出書と青色申告承認申請書を記入して到着した税務署は、正月休み明けのせいか自分以外に来ているお客さん??もおらず、到着して書類を提出。ざっと見てもらって1分もかからない程の時間で受領印を押してもらい、私はあっけなく晴れて個人事業主になれました!

控えはいりますか?と聞かれたので、逆にいるんですか?と聞き返したところ、特に必要ありません。(銀行から事業の為にお金を借りる場合などに必要になることもありますが、税務署に行けば発行してもらえます)と言われ控えといっても、もう一度同じ物をこちらが書かないといけないとのことなので、「必要ないです!」と丁寧にお断りしました。

本やネットにも書いてあったが税務署は怖くなかった

映画「マルサの女」などの影響で、税務署 = 怖いですところ というイメージがある人も多いですがそんなことはありません。と本にもネットにも書いてありましたが、実際に行ってみて確かに全く怖くなかったです。(確定申告で行ったわけでもないですしね)

しかし、折角、税務署に来たのにこんなにすぐに帰ってしまうのも何だなぁ〜と思い、確定申告や気になる経費のことについてあれこれ聞きまくってきたので、明日から何度か『フリーランスのお金の疑問』について書いていこうと思っているので、今後自分もフリーになるかもしれない!という方、楽しみにしていてください!!