カプセルホテル

人生初のカプセルホテル、ご利用は計画的に

人生初のカプセルホテル、ご利用は計画的に

カプセルホテル

デザイナーという仕事柄、私が愛媛の中でも松山あたりの地方都市に住んでいると思われているかもしれませんが、松山から九州側の方向に車で1時間ほど走って着く、大洲市という小さな町に住んでいます。

のどかで良いところではあるのですが、他にデザイナーも多分いなそうですし、クライアントになりそうな企業も今のところあまりありません。というわけで、仕事絡みでは松山まで出ることが多く、23時くらいには終電がなくなってしまうため、場合によっては同じ愛媛県内の移動しかしていないのにホテルに泊まることもあります。

最近は松山での専門学校の講師業や、先日Illustratorセミナーを行ったAEDの活動もあり、松山に出て行く回数はさらに増えていきそうですが、その度にホテルに泊まっていたのでは破産してしまいます。
というわけで、Illustratorセミナー後は人生初のカプセルホテルに泊まってみました。

メリット、デメリット、どちらもあると感じたので、カプセルホテルって実際どうなの?と思っている方のためにまとめておきます。

メリット1:空室がある可能性が高い

セミナー後は懇親会もあり結構お酒を飲んだので、もう飲み屋から近いホテルでいいや!と思い、以前に宿泊したことがあったホテルがすぐ近くだったので予約無しで行ってみたとこ「満室です」との返答が…。

松山のビジネスホテルで平日で満室になるのか!と驚きながら、他の近くのホテルにも行ってみたところ、結果は全滅。。。

そこで目を付けていた市駅からすぐのカプセルホテルに電話をしてみたところ、「空いてます」と言われ、無事にその夜の寝床が決まりました。

メリット2:やっぱり安い

ちなみに最初に何軒かのホテルがだめだった時に、前に格安で泊まったこれまでで1番ぼろいホテルのことを思い出し、そこにするかと電話をしてみたものの、当日の料金は早割などと違いぼろいホテルなのに5,500円ほどかかるとのこと…。

飲んでいるしベッドで寝たい気持ちはあったのですが、5,000円以上でぼろいホテルに泊まるのもバカバカしいと思い、カプセルホテルの値段を聞くと、深夜割りで2,500円と半額以下!

やはり、リーズナブルな値段はカプセルホテルの強みです!

メリット3:思ったよりは快適

カプセルホテルについてググると、狭くて、うるさくて、オッサン臭いというようなネガティブなコメントが大量にヒットするのですが、私が泊まったところはそんなことはなく、最悪、横になって休む感じで寝れないかも、と思っていた割には快適でした。

寝心地もそれほど悪くなく、寝具がないところでフローリングの上で寝るようなことと比べれば、はるかに良いと思います。

しかし、静かだったのは運が良かったとも言えると思います。いびきをかく人が近くのカプセルにいたら聞こえること必死なので、耳栓は持って行っておいた方が無難でしょう。

デメリット1:思った以上にカプセルは薄くてもろい

ここからはデメリットの紹介ですが、カプセルホテルですからもっとカプセルなのかと思いきや、出入りするところはただのロールカーテンですし、カプセルというよりも1つづつ覆われた2段ベッドだと思った方が良いです。

ですから、私は上の段でしたが振動がもろにきますし、下の方からしたら私の振動がもろに伝わってしまいます。寝返りをしまくったりすると、それも迷惑がかかるかもしれません。2段ベッドで寝た経験もほとんどないので、こんなに上は揺れるものかと驚きました。

そして、こんな作りですから音も当然筒抜けです。とにかく耳栓は持って行くか、ホテルで無料でもらえるところもあるようなので、事前にチェックしておきましょう。

デメリット2:とにかく乾燥する

ホテル内はこの時期でも寒くなく寝れるように、室温は高めでカプセル内はせまいので、とにかく乾燥します。これまで経験したことがない乾燥というか、起きて干からびているような感じがしました。

運良くペットボトルの水を買ってチェックインしたので、どうにか飲んで復活しましたが、あの乾燥にも驚きました。

しかし、今回泊まったカプセルホテルは、フロントで在庫があれば無料で加湿器のレンタルもあるとのことで(起きてから気づいたのですが…)、そういう点も事前にチェックするとカプセル内でより快適に過ごせると思います。

まとめ

そんな感じで眠れたことは眠れましたが、ずっと浅い眠りのままという感じで、正直、疲れが取れて快適な朝が迎えられたかというと、微妙なところです。

結果、泊まった次の日、帰宅して夕方くらいから自宅のベッドで横になって2時間ほど眠ることになりました。

ですから、1泊の宿泊でとにかく宿泊費を抑えたい時の選択肢としては、満喫に泊まったりするよりも絶対にカプセルホテルに泊まった方が良いと思いますが、次の日、最高のパフォーマンスを発揮しないといけないようなシチュエーションの場合は、あまりオススメできません。

場合によっては、いびきがうるさくて全然眠れないようなことも十分にあり得る空間ですから、カプセルホテルで宿泊費は安くても、次の日ボロボロだということも考えられます。

使うべき時をしっかりと考えて、うまく活用していけば、カプセルホテルも場合によっては悪くない、のかな!?というのが個人的な結論です。