谷間の家 さんきら 3

ブログのブルーオーシャンか!?友人がスタートした俳句ブログが面白い!

ブログのブルーオーシャンか!?友人がスタートした俳句ブログが面白い!
谷間の家 さんきら 3

「谷間の家 さんきら」の庭の風景

サバイブログも8ヶ月以上毎日更新してきて、ブログを書くスピードも上がったし、ネタの見つけ方や忙しくても更新する方法など、ブログスキルもついてきていると思うのですが、自分のブログを読み返してみて思うのが、「なんか、いわゆるブログって感じだなぁ〜」ということです。

ブログの書き方の本も数冊、購入して読んでいるし、ネットでブログの書き方絡みの記事を発見すれば、ざっとを読みます。その結果、ブログスキルはついたものの、始めたころの荒削りで逆に面白い個性的な感じから、ブログらしいブログになってしまった…、と思うわけです。

そんな時に、前々からブログを書きなよ!と私が口を酸っぱくして言い続けた、兵庫の神河町で「谷間の家 さんきら」とい古民家を夫婦で経営している友人が、やっと重い腰を上げて『原点諧記』という“俳句ブログ”をスタートさせました!

原点諧記|兵庫県神河町の”限界集落”で暮らす84世代の俳句日記。毎週月・木更新。

これが、個人的には衝撃的な内容だったので、ご紹介します。

それぞれのUターンの違い

最初にこの友人のことを簡単に紹介しましょう。

彼は、私の東京時代の知り合いで、仕事も私はデザイン、彼が広告と似たような感じで、たまたま同じような時期に東京からお互いの地元にUターンしました。ですから、何か似たような境遇で、悩み1つをとっても似たようなことが多いので、兵庫と愛媛という距離は少し離れているものの、東京時代よりもかえって今の方がLINEなどを使い、よく連絡をとっているくらいです。

そんなわけで、親近感を感じる関係ではあるのですが、私と彼のUターン後のスタイルでは、決定的に違う点があります。それは田舎との田舎(地元)との接し方です。

私は田舎にいても、今の時代はインターネットがあるので、クラウドソーシングを使って東京や世界の人たちと仕事をして、やり取りもメッセンジャーアプリを使えば、無料で音声通話もビデオ電話も、PCの画面の共有までできてしまう。欲しいものはAmazonで買えるし、松山からはLCCが出ているので数千円で東京にも行ける。
まさに、東京のワークスタイルのままで田舎に住んで、田舎のライフスタイルも味わえる、それらのことを発信するブログがこのサバイブログ、というわけです。

一方、彼は村での古民家の経営という東京時代とは全くことなる職種を選んだため、ワークスタイルももちろん違ってきます。古民家や庭の手入れ、畑仕事などおそらく、東京では体験したことのないようなことばかりではないかと思います。そして、村で古民家をやっている以上、村の人との交流も大切です。そして、その交流の1つとして、村のお年寄りを中心にやってる「俳句の会」にも参加しているそうです。
つまり、東京時代とは全くちがうワークスタイルやライフスタイルを、地域に根ざしてクリエイトしている真っ最中というわけです。

“いわゆるブログ”ではないフィールドで戦う

そんな感じで、同じUターンでもその中身は大きくことなるのですが、彼はライター業もやっており、文章を書くプロでもあります。それなら、「それだけネタのある生活をしてるんだから、早くブログ書きなよ!」ということで、私が口を酸っぱくして言い続けたという話につながるわけですが…、

私がブログというと、彼は私の書いているサバイブログを想像するわけです。しかし、私の環境、サバイブログに書いている内容は、あまりにも村での古民家生活とはかけ離れているので、「そういう切り口でのブログを書きたいわけでもないんだよなぁ」という葛藤があったのでっしょう、一向にブログをスタートする様子はありません。しかも、ブログではなく、俳句をスタートしたと聞いて、そんな「まだ若いのに老人と同化する道を選んで大丈夫なのか!」と思ったものでした。

それから、少し日が経ってスタートしたのが、俳句ブログ原点諧記』です。

正直、最初に見たときに「そうきたか!」と衝撃を受けました。まず、タイトルが俳句、そんなブログ見たことがありません。そして、その俳句を絡めて自分のバックボーンや神河町での生活が書かれているんです。
なんとも粋なブログではありませんか。

このブログは友人以外が書けない、大きな2つの理由があります。

  • 1つ目は俳句がしっかりと作れないと書けない
  • 2つ目は東京からUターンして神河町で古民家経営をしていないと書けない

私もオリジナリティを出すために、東京からのUターンフリーランスクリエイターブログという切り口で書いていますが、正直、結構いるんですよね。それで、売上報告や、実家暮らしなので、親との関係の記事なども書いていますが、冒頭で書いた通り、いわゆるブログメソッドに沿って書いているので、まわりには敵だらけなわけです。

しかし、『原点諧記』はそもそもの発想がオリジナルのため、敵がいません。しかも、内容も面白い。おまけに最初はタイトルが俳句でSEOはどうなんだ?と思ったものの、五・七・五の17文字で短い文の中に季語が入っているわけですから、タイトルとしてはSEOの理に叶うものになっています。

ブログで俳句を書いている人はいると思いますが、俳句をブログにしているのを見たのは『原点諧記』が初めてです。
友人は、ブログのブルーオーシャンを発見したのかもしれません。

まとめ

そんなわけで時を同じくして東京から田舎へUターンしたものの、そこでの仕事や生活は大きく違い、その違いはブログにも反映されているわけです。

これから『原点諧記』がどのように成長していくのか、友人としても、ブログのファンの1人としても非常に楽しみです。今後とも、『原点諧記』もサバイブログも、みなさん、よろしくお願いします!