【開業届】新年からフリーランスになる人は1月1日を開業日にしよう
1年前の今日、1月6日に私は税務署に「個人事業の開業届出書」を提出して「Layers」という屋号でフリーランスをスタートさせました。
開業届を提出したのは1月6日ですが、開業日は1月1日にしました。デザイナーのようなフリーランスは実店舗をオープンさせるわけでもありませんから、今日から独立して開業だ!と言ってしまえばその日が開業日です。
新年になってまだ数日しか経っていませんから、区切り的にもこのタイミングで開業しようと思っているフリーランスの方には、1月1日を開業日にすることをオススメします。
まずは開業届けはちゃんと出そう
開業日の話をする前に、それを記入する開業届けについて書いておきます。ちょうど1年前のサバイブログの記事「フリーランス始め。個人事業の開業届出書を提出して来ました!」
フリーランス始め。個人事業の開業届出書を提出して来ました!に開業届の提出に関することは詳しく書いているので、詳細はそちらを読んでください。ここでは簡単な説明にしておきますが、フリーランスになる(個人事業主として開業する)のなら、開業届けはちゃんと出しましょう。そして、確定申告を青色申告で行いたいのなら、同じタイミングで「青色申告承認申請書」も提出しましょう。
どちらも提出しなくても罰則などはありませんし、フリーランスで仕事をしてはいけないわけでもないので、ダラダラと提出していない人もいますが、出していなくて青色申告ができなかったなど困ることはあっても、出して損することはありませんから、忘れないうちに早く出しに行きましょう。
ちなみに、開業届を出さなければ所得税を払わなくて良い、などということはもちろんありません!
開業日は自分決められる
開業届を出さないことでの罰則は先ほど書いた通りないのですが、開業届を提出する期限は開業後1カ月以内となっています。ですから、今年の12月くらいに税務署に行って2015年の1月1日が開業日だと記入して提出しても客観されそうですが、1月中に提出させすれば、1月1日、2015年の元旦を開業日にできるわけです。
冒頭でも書いたように自宅でフリーランスをスタートするような場合は、お店の開店日のようなものがあるわけではないので、今日が私の開業日だ!と宣言すればその日が開業日になります。自分の場合でいうと、このサバイブログも2014年の元旦からスタートさせて、その記事内でもフリーランスをスタートさせました!と書いています。
1月1日開業にすると決算日がわかりやすい
決算日(期)というのは、1年間の売り上げの締め日です。会社勤めをしたことがある方なら、3月は会社の決算期だから忙しいとか、社長がバタバタしている、というようなことを体験したり見たことがある人もいると思いますが、この決算の対象期間の設定は法人と個人で異なります。
単純な決まりなのですが、法人は自分たちで自由に決めることができますが、個人は1月1日〜12月31日(決算日)の1年間と税法により定められています。
つまり、開業日もこの期間と同じ1月1日にしておけば、年間の売上などの計算がシンプルでわかりやすくなります。例えば3月開業であっても確定申告のための決算日は12月31日と決まっていますから、そこで締めて計算するしかありません。しかし、自分が開業してから1年目の売上を知りたいと思うと、開業した年の3月から翌年3月までの売上を計算しなければいけません。
まぁ、特にそんな売上はわからなくて良い、と言われてしまえばそれまでですが、1月1日に開業にすれば余計なことを考えなくても、確定申告をするので年間の売上も経費も何もかもわかるわけです。
節目が新年なのは気持ちがいい
新年の目標、新年の抱負、という言葉があるように、節目として新年というのは気持ちがいいものです。
まだフリーランス2年目の最初の最初の私が言うのもなんですが、フリーランスを続けていくと、上手くいく年もあれば厳しい年もあるでしょう。しかし、年が変わって新年になれば去年が仮にあまり上手くいかなかった年であったとしても、新たな気持ちでスタートしよう!と思えるものです。
そして、私のようにブログを書いていると、ちょうど新年の元旦のブログで、今年からフリーランス○年目です、今年の目標は…、と年の区切りと仕事の節目がピッタリ合うので目標も立てやすくなるわけです。
まとめ
今日は1年前の今日のことを振り返りながら、開業届と開業日に関して書いてみました。当時はこのような知識も1から調べて、何をするにも大変でしたが1年経って知識量はかなり増えたと思います。ですから…、
今年は、売上も増やします!
【参考にしたサイト】
「開業届」を出す際の失敗しないチェックポイント |トレンド&TIPS|スモビバ!開業届の提出期限
開業届けについて|青色申告ガイダンス(株式会社ピクシス)
個人事業主は必ず抑えておきたい確定申告の流れ | MFクラウド 公式ブログ