フリーランスになって実感。飲みニケーションはやっぱり重要
東京に滞在していた1週間、毎晩飲み会だったのはサバイブログでも何度も書いているので、読んで頂いている方はご存知の通りです。そして、その飲み会の殆どが、飲んで騒いでというより、このブログにも書いているようなUターンフリーランサーの生活や仕事の話をして、そこからも新しい仕事につながればという、営業的な意味もある飲み会でした。その辺りの詳しいことは「ウコンよりも確実!連日の飲み会で悪酔いしない方法」にも書いているので、そちらを読んで欲しいのですが、今回はランチミーティングなどではなく、フリーランスの場合は飲みニケーションもやっぱり重要だと感じたので、その理由などを書いておこうと思います。
会社の飲み会が面白くない理由
私はデザイン会社にいた経験しかないので、特にデザイン会社の場合の会社の飲み会の話になりますが、面白くない理由、参加しなくても良いと思ってしまう理由をいくつか上げておきます。
- 飲み会の日も仕事が忙しいので、飲むよりも作業をしたい
- 社内の飲みだと話すこともワンパターン
- 形骸化しているだけで、別に面白くない
ようは、行事の1つ(忘年会、新年会)や歓送迎会に飲んだりすることが多いと思いますが、そのような飲み会はコミュニケーションの場にはなりづらく、何時には業務終了と決まっている仕事でもないので、忙しいのになんでそんな飲み会出なきゃいけないんだよ…、また終わったら会社に戻って仕事だし、そんなに飲めないし…、ということになりがちです。
そして、こういう行事的な飲みではなく、今日は飲みに行くでしょ!というような雰囲気の時(コミュニケーションするネタがあるような時)も、飲みに行かない人は行かないし、行く人は普段から飲んでいるようなメンツになるので、社内の潤滑油的な飲み会がというのは、単に飲み会があるだけではなかなか実現出来ていないわけです。
社外の人との飲み会は面白い
それに比べて取引先や外注先の人たちとの飲み会は、相手の本音や違う業界のリアルな話を聞くことが出来て面白い飲み会になる可能性が高くなります。
しかし、営業がいる場合など、デザイナーはそんなにお客さんと飲みに行く機会は多くないので、どちらかというと撮影をお願いしたカメラマンの方と撮影後に飲みに行く、そんな場合の方が多くあるでしょう。
やはり、そういう時は打ち合わせの時とは違うテンションで、本音でのコミュニケーションが出来るため、飲み会は必要な場だと感じます。
フリーランスの飲みは全てが社外の人との飲み
社内の形骸化した飲み会は面白くないが、社外の人との飲み会は本音の話が聞けて面白いという法則でいくと、フリーランスの自分が参加する飲み会は全てが社外の人との飲み会ということになります。つまり、面白い飲み会ということになるわけです。
今回の東京での飲み会も、別にクライアントさんと飲み会の場をセッティングして飲んだ、というものはあまりありませんでしたが、飲んでいると東京からUターンして愛媛の田舎に帰って実家でフリーランスでデザイナーをやっているというと、大抵の場合はこいつはどんなやつだ!?と興味を持たれます。そして、友達の友達の友達くらいまで広げると、お店をやっていてデザインを出来る人を探しているとか、働いている病院がHPのリニューアルを考えているとか、何かしらすぐにではなくても、今後仕事につながりそうな話しに話題が展開していくので、自然と営業活動もしながら楽しく飲めるわけです。
ランチも良いけど、飲み会はやっぱり良い
東京で会った人全員が、夜の飲み会で会ったわけではありません。昼間に仕事の打ち合わせも兼ねて会った人もいれば、ランチをしながら会った人もいます。
基本的に交際費は、飲食費を考えると夜になればなるほど高くなるので、昼間の方が安く済みます。それに、作業も伴うような打ち合わせでは、飲みながらというのもグダグダになりがちなので、あまりオススメ出来ません。しかし、腹を割って話すとか、本音で話すということになると、やはり飲み会の方がそのような雰囲気に持っていきやすいのは確かです。
ランチと飲み会の所要時間の違いというのもありますが、1時間のランチでもう終わりかけた時にリラックスしてきたかな!?と感じるのと、飲んでいて1時間もすればほろ酔いで本音で話せるというのは大きな違いがあるはずです。
セミナーの懇親会には行きましょう
そう考えるとセミナーを受けて、その後に懇親会がある、異業種交流会がある、というのは良く出来た流れだと思います。しかし、東京に比べると地方はセミナーには多くの人が出席しても、懇親会や交流会に出る人はかなり少ない印象を受けます。
以前に参加した「CSS Nite in TOSA vol.2」もセミナーは大きな会場が満席になるくらいの人数が出席していたのに、その後の懇親会に参加される方は少なく驚きました。少ない方が自分は売り込みやすいので、こちらとしては良いのですが、東京や他の地方から来ているクリエイターの方と絡める貴重なチャンスなので、こういう機会の少ない地方では尚更参加した方が良いのに、と感じました。
まとめ
というわけで、最近は飲み会には出ない方が出来る社員だ、といわれるような時代ではありますが、形骸化したどうでも良い飲みと、チャンスのある面白い飲みを見分ける力は必要だと思うので、そのうえで、これは行かないとヤバいでしょ!というものはどんどん参加してみると、クラウドソーシングなどのネットでの仕事とは違う、リアルな面白い展開もあるということを今回は東京での連日の飲みで学びました。
地元でも仕事などを通じて、人との出会いが多くなってきたので、有意義な面白い飲み会を増やしていきたいと思います!