CSS Nite in TOSA VOL.2

CSS Nite in TOSA vol.2に初参加のため高知へ行ってきた

CSS Nite in TOSA vol.2に初参加のため高知へ行ってきた

CSS NITE in TOSA VOL.2

東京では名前は聞いたことがあったけれど、参加はしたことのなかった『CSS Nite』。愛媛でもWEBの勉強会はないのかと日々チェックしていたところ、高知で開催されるとのことなので、少し遠いですが旅行気分も半分で先週末、初参戦してまいりました。

紙媒体のデザインが長かった自分にはピッタリの内容

グラフィックデザインからWEBを勉強して、WEBの仕事も少しづつやっているという状態なので、まだわからないことが山のようにあります。おまけに東京から愛媛の田舎にUターンしてのフリーランスなので、質問できる相手も身近にはいません。そんな時に見つけた今回の高知で開催される『CSS Nite in TOSA vol.2』。セミナーの内容が今の自分にピッタリのものだったので、参加することに決めました。

セミナーの内容はこのようにサイトに書かれていました。

地方にかぎらず印刷会社やデザイン会社、広告代理店などに勤務し、プリントメディア向けの制作をしながら、Web制作も兼務しているデザイナーが多いのではないでしょうか。また、日々の業務に追われてると「Web制作のスキルがあがらない。」という悩みをお持ちの方もいるでしょう。

高知には面白い・素晴らしいデザインがたくさんあります。しかし、それがエンドユーザーにとって良いWebデザインなのかというと、そうとも言いきれません。Webは、動き・読みやすさの他に使いやすさも求められています。

「デザインには自信があるけど、Webになるとしっくりこない…」
「Webの勉強をしたくても、何をすれば良いのか分からない…」
「DTPデザインとWebデザインの違いがわからない…」

CSS Nite in TOSA, Vol.2は、そういう方々も対象に”使えるWebデザイン”をテーマにセミナーを開催します。

このような内容で、まさにプリントメディア向けの制作をしながら、Web制作も兼務しているデザイナーに自分も当てはまるので行かねば!と思ったわけです。

折角なので、まずは高知名物を

四国以外の人と話していると、大抵の方が四国のスケール感を正しく理解していません。勿論行く場所にもよりますが、愛媛と高知は近くないうえに非常にアクセスが悪いです。そんなわけで、フリーのカメラマンですが、今回のセミナーに誘ったら参加すると快諾してくれた友人の車に載せてもらって、松山から高知まで2時間以上のドライブです。

少し早めに出たのですが、理由は折角の高知。ちゃんとお昼は高知名物を食べようと思ったからです。そういうわけで会場からもそう遠くないところに、鰹が食べられるお店を発見。

土佐料理 とさ市場

ショーウインドウの左脇には、しっかりと坂本龍馬もいるとさ市場へ。

食べたのは勿論、鰹です。この後セミナーなのに、ガッツリにんにくも食べてしまいまいた…。

かつお定食

そして、プチ観光で、はりまや橋で写真も撮って、

はりまや橋

いざ、セミナーです。

実践的でリアルなセミナー

セミナーは、中野玄さん(HOOP Design)の今のWEBデザインのトレンドなどの概要から始まり、鍋坂理恵さん(サン・サン)の実際のお仕事のPhotoshopデータも見せて頂きながらのUIデザインについてのお話、そして1番気になっていてWEBデザインでのIllustratorの使い方も、鷹野雅弘さん(スイッチ)がIllustratorを触りながら様々なすぐに実務で使えるテクニックを公開してくれて、とても参考になりました。

最後のいちがみトモロヲさん(15VISION)は、情報設計の話からさらに一歩突っ込んで、クライアントとどのように接していけば相手の真の課題が発見でき、それを解決できるWEBサイトが作れるかを実際の案件を例に紹介していただき、フリーカメラマンの友人も興味深く聞いていました。

部分部分のテクニックなどは、ネットでググればわかりますが、今回のように実際の案件のデータを見ながら、活躍されているWEBデザイナーの方のお話が聞ける機会は地方ではかなり貴重だと思いつつ、東京にいれば毎週のように何かしらのセミナーがあったのになぁ…。と思ってみたり。。。でした。

地元な感じの居酒屋で懇親会

遠くから来たので、セミナー後の懇親会にも参加して来ました。セミナーは80人ほど集まっていましたが、こちらはそこから人数はぐっと減って、登壇されていた方やスタッフの方が中心でした。

しかし、その分交流できる点もあり、車の運転のできない自分は帰りの運転のためにノンアルコールビールしか飲めない友人を隣に、普通にビールをガンガン飲みつつ、鰹の巻き寿司など地元の料理を美味しくいただきました。

セミナーに参加する意味と懇親会の盛り上げ方

CSS Niteについてお話を伺っていると、四国では高松が特に盛り上がっており、高知も今回で2回目ですし、ウェブクリエイターズ高知という今回のセミナーを運営している方々を中心に、月1程のペースで勉強会を行ったりしているそうです。

一方愛媛はというと、WEBに特化した団体というのは特にないようで、勉強会に関してもそこまで頻繁には聞きません。今回のような大きなセミナーに参加することも大事ですが、日常的に勉強会や情報交換ができる場が愛媛にもあると良いのですが、どうなのでしょうか(Uターンして数ヶ月なので、まだ細かいことはわかりません)。定期的に行っていかないと、結局細かい突っ込んだ内容の勉強会はできないので、参加率も徐々に下がってしまいますし、まわりを巻き込む体勢がないと懇親会で色々な繋がりができて、仕事になどにつながることも難しいかもしれません。

最近読んだコワーキングスペースの記事によると、人が集まるそのような場所は、人を繋ぐハブ的なものになりますし、そこから生まれた繋がりから、地域を盛り上げるプロジェクトを行うようなケースも増えているそうです。そのように、何かしらのゴールがあれば、懇親会などで知らない方同士が繋がるきっかけになったりするのではないか。と考えさせられる記事でした。

「人とのつながりで生まれる価値をまちに還元する」—日米におけるコワーキングスペースと地域の新しい関係  | 賢者の知恵 | 現代ビジネス [講談社]

そんなわけで、有意義な『CSS Nite in TOSA vol.2』でしたが、如何せんなかなか遠いので愛媛のWEB関係も盛り上がって欲しい。と思わされたセミナーでした。