12ヶ月間、毎日ブログを書いてわかったこと

2015年1月2日 · by Inoue Kazutoshi · in LIFE LOG

とうとうサバイブログを2014年の元旦にスタートしてから、1年間、連日更新することができました！

昨日は「2015年のサバイブログ初め」ということで、初めて書いた記事も振り返ってみましたが、新年2日目、恒例の12ヶ月間、毎日ブログを書いて、気づいたことを書いておきます。

新しく始めたことでも1年間続けられることがわかった

自分が何事も根気強く続けられるタイプなかというと、そういうわけでもありません。健康のための筋トレなど、数週間続いたかと思うと、ちょっと仕事が忙しくなるとストップしてしまい、あまり体に変化はありませんw

そのようなタイプですから、生活習慣になっていること、歯を磨くとかお風呂に入るとか以外で、新しく始めたことを1年間続けることができるとは最初は思っていませんでした。

会社に出勤している時ですら、いくら忙しかったといっても、365日毎日仕事をしているわけではありません。ブログを書くという1つの作業がそんなに続けられるものか、たまには休むことがあっても続けられればいいか、と思いながら、気がつくと1年間毎日更新することができていました。

これは完全に自分のためだけにかく、非公開の日記では達成できていなかったと思います。少なくてもブログを書くとリアクションがあったり、東京から田舎にUターンした自分の近況報告にもなっているし、読んでくれた方の役に立つ情報を発信している時もある、という意識でやっていたからこそ、1年間毎日継続することができて自信にもなりました。

文章力がアップした

毎日それなりの文字数の記事を書いていると、始めたころと比べれば文章力もアップします。

デザイナーなんだから伝えたいことはビジュアルで！と思われるかもしれませんが、日々のメールやチャットのやり取りから、企画書を書いたり、デザインの意図を説明したりと、デザイナーの文章を書く機会は思った以上に多くあります。

私がデザインを学んでいた10年ほど前の学生時代と比べても、世の中のデザインのレベルは飛躍的に上がっていますし、情報量も比べられないほど増えました。そうなってくると、見た目の印象だけでなく、デザインのコンセプトや制作意図、突っ込んでいえば自分のフィロソフィーのようなものも伝える必要があります。そういう場合にデザイナーであったとしても、文章力は必要になってくるわけです。

ブログですので、一般的なていねいなビジネスでの文体とは違いますが、自分の考えや意見を日ごろから文章化する力をつけるには、ブログは最適です。

自己紹介が楽になった

フリーランスで仕事をしていると、いろいろな方との新しい出会いがあります。逆にこのような出会いがなければ、フリーランスの仕事はあまり発展していきません。

新しく知らない人と会うということは、自分がどんな人間でどんなことを考えているのかを知ってもらう必要があります。デザイナーとしての実績を知ってもらうには、ポートフォリオを見てもらえれば済みますが、自分自身のことを知ってもらうのには、ブログを読んでもらうのが良いかもしれません。

サバイブログの場合は「about」に私の自己紹介もあわせたブログの説明が書かれていますし、日々のブログの内容自体も自分の考えや意見を多く書いているので、ブログを読んでもらえると、どんな人間なのかの輪郭は見えてくるはずです。

名刺も、表面は仕事の「Layers」の名刺、裏面はサバイブログの名刺とリバーシブルになっているので、初めてお会いした方とまた会った時には「ブログ読んでますよ！」と言われることもありますし、営業にも役立っています。

ライティングの仕事がくるようになった

先ほども書いたようにデザイナーでも文章を書く機会は多くありますが、文章単体での仕事がこれまでにあったかというと、そういうわけではありません。

しかし、サバイブログを読んでもらったことをきっかけに、デザインではなく文章を書く仕事もくるようになりました。

このブログは好き勝手に書いていますから、最初はライティングの仕事ができるのかという不安もありましたが、今のところいくつか記事を書いて続けることができています。内容的にはWebサイトやWebデザインに関する記事を書いているので、自分の仕事にも直結しており、記事を書くためにいろいろなことを調べて、それが仕事にもフィードバックされて、と良い循環を生んでいます。