【今晩の食後のデザート】一六タルトはタルトじゃない!
夕食の後、十数年振りに四国の名菓「一六タルト」を食べました。
実はこの一六タルト、最近、三重の友達と話題になったお菓子です。
友達から「一六タルトって知ってますか?」と聞かれ、愛媛であれば小さい時から食べる機会のあるお菓子なので「知っている」と答えました。すると予想もしていなかった質問が。「愛媛ではロールケーキのことをタルトっていうんですか?」と。
確かにこれはタルトじゃない
タルトといえばみなさん思い浮かべるのは、上に載せた写真のようなものだと思います。しかし、一六タルトとはこんなお菓子です。
子供の頃から食べているので、深いことは考えず「一六タルトは一六タルトだ!」と思って食べていましたが確かにこのカタチ、どう見てもロールケーキですよね!?
やはり他県の方から見るとそこはツッコミどころらしく、NAVERまとめでも「愛媛県民が「タルト!」と主張するモノが”ロールケーキ”?」というまとめが64000pv以上も見られていました。
愛媛県民が「タルト!」と主張するモノが”ロールケーキ”? – NAVER まとめなぜこれがタルトに
しかし、なぜロールケーキなのにタルトと呼ばれているかは気になるところ。ググって見るとYahoo!知恵袋に同じ質問をしている方がいました。
「愛媛松山銘菓の「一六タルト」を母が大好きなんですが、形状はどう見てもロールケーキなのに、何故「タルト」なのか疑問です。」
そしてこれに納得のいく回答が。
今日本で使われている「タルト」は、英語経由の「タート」と、ドイツ語やオランダ語の「トルテ」などと混同されている語です。
簡単に言うと、タルト、トルテなど、ヨーロッパ各国語で使われているこの語は
日本で言うケーキ全般を指す語です。
英語のtartが型で焼いたタルト台に入れた菓子を言うので、日本では現在こちらの意味に限定されていますが
西洋菓子として日本に入ってきた時のものはどれもトルテで正解と言うわけなんです。
「一六タルト」のタルトという名前は、むしろ、昔からの正しい表現に沿ったものと言えると思います。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%AB%E3%83%86
愛媛の人がタルトとロールケーキを間違えて付けてしまったのか!?と思っていましたが、これで汚名返上!一六タルトは一六タルトで間違いではなかったことがわかりました。
当分は食後はタルト
今回は頂き物で、「柚子」「抹茶」「ひと粒栗」の3種類が楽しめる一六タルト、それぞれ1本づつの3本があります。
あんこたっぷりでボリュームもあるこのお菓子。お茶にもピッタリです。当分はおやつはお茶と一六タルトになりそうです。
一六本舗
|