困っているサラリーマン

もしも税務調査が来たら!?日々の経理の重要性

もしも税務調査が来たら!?日々の経理の重要性

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昨日書いた「フリーランスの確定申告でやるべきことをまとめてみた」という記事の中で、日々の会計や経理処理をすることは何も確定申告があるからやらないといけないわけではなく、個人事業主も経営者であるわけだから、毎日のお金の出入りをしっかりと把握して管理することにも役立つ、ということを書きました。

フリーランスの確定申告でやるべきことをまとめてみた

そう考えれば面倒だから後手後手に回してしまって、確定申告前に大変なことになる事態も避けれるのではないかと思うわけですが、もう1つ、正確な経理処理をしておかなければならない理由があります。それは、税務調査のためです。

正直、今の私の売上を考えると数年はまず来ることはないだろうと思うのですが、「慌てず騒がず落ち着いて対処しよう!税務署から「税務調査に行きたい」と電話があった場合のQ&A」というちょっと気になるタイトルの記事を見つけたので、税務調査に絡めた経理の話を書いておきます。

慌てず騒がず落ち着いて対処しよう!税務署から「税務調査に行きたい」と電話があった場合のQ&A | inQup

売上が低い個人事業主に税務調査は来ないのか

この手のネタは確定申告絡みの本やネットの記事でも多くあり、本にはさすがに来ません!とは書いていませんし、ネットには雑魚は相手にされないよ!というような内容の記事もあり、はっきりしたことはわからない(わかるはずがない)というのが本音です。

普通に考えて、万引き犯と殺人犯が目の前にいたらどっちを捕まえるかと言われれば、間違いなく殺人犯でしょうから、売上の少ないフリーランサーよりも、叩けばほこりが出そうな大企業から調査に行くでしょうが、だからと言って絶対来ないとも言えるわけではないし、日ごろから正しい経理処理をしておきましょう、という話になってしまいますね。

正しい経理処理とは何か

税務調査に関して過剰に気にすることはありませんし、日頃からちゃんとした経理処理をしていれば税務調査が来たところでビクビクすることはありません。

しかし、ここでいう正しい経理処理とは何なのでしょうか?

経営的な意味で言えば、収入と支出をしっかりと把握してそれを帳簿につける(会計ソフトで記入する)ておけば、問題はありませんし、それらを正しく行っていればそれが正しい経理処理です。

しかし、税務調査に関して言えば、自分自身が正しいと思っている経理処理を、第三者である調査官にも正しいことですと証明できなければいけません。

ですから、経費の領収書なりレシートはしっかりと保管しておかなければいけませんし、会議費、接待交際費などは、「いつ」、「どこで」、「だれと」、「なんのために」、「いくら使ったか」がわかるようにメモを残すなどしておく必要があります。

そして自宅兼事務所のような場合は、家賃や光熱費の家事按分の割合の根拠も必要になってくるでしょう。

これらのことは、確定申告書を提出する際にチェックされることではないので、適当になっている人もいるかもしれませんが、もし将来来るかもしれない税務調査のことを考えると、日ごろからきちんとやっておいた方が、慌てる必要もないし、精神衛生的にも良いのではないかと思います。

まとめ

会計や経理というのは溜めてしまったり、適当にやっていると、忘れたころに大きなしっぺ返しがくるようなことなのかもしれません。

それに、溜めなければフリーランスの場合はさほど大変なことでもありませんからね。

昨日の記事と今回の記事で、日々の経理処理の必要性を理解して、やる気も出てきてもらえると嬉しいです!