道の駅 多々羅しまなみ公園での記念撮影

【しまなみ海道サイクリング】3日目:尾道〜今治駅

【しまなみ海道サイクリング】3日目:尾道〜今治駅

しまなみ海道サイクリングレポートも「1日目:今治駅〜大三島」、「2日目:大三島〜尾道」と続いて、とうとう最終日の3日目です。

すでに、ここまでに合計100km程は走っていますが、3日目は一気に尾道から今治までしまなみ海道を縦断するため、1日で80kmほど走ることになります。正直、最初から不安だった3日目のサイクリング。無事、今治までたどり着くことができたのでしょうか!?

モーニングビュッフェを食べてしまなみ海道へ!

旅行の楽しみは昼や夜の食事もですが、私はホテルの朝食も好きです。特に朝から食べ放題のモーニングビュッフェは、ガンガン自転車をこぐ前にしっかりエネルギーを補給することができます。
というわけで、宿泊した「尾道第一ホテル」はモーニングビュッフェを付けることができたので、しっかり食べました。

尾道第一ホテルのモーニングビュッフェ

肉、魚、野菜、とバランスよく食べて味もなかなか良かったです。

腹ごしらえもして早速出発なのですが、尾道からしまなみ海道へ行くには、目と鼻の先の向島に渡る必要があるのでフェリーに乗ります。尾道渡船フェリーのりばに着くと、ちょうど平日の通勤通学の時間帯だったため、自転車の学生や出勤する車がフェリーを待っています。

尾道渡船フェリーのりば

そして、乗っているところの写真を撮っていると、

尾道渡船フェリー

もう、着いてしまいましたw 時間にすると5分も乗っていませんでした。あとで「尾道 向島 フェリー」でググってみると、このフェリーについてブログで書かれている方がいました。
乗船時間は3分程で、日本一短い船旅と言われているそうです。

尾道から向島へは尾道渡船フェリーが便利!数分ごとに船が行き来してます – ふらっと

向島に着くとしまなみ海道のマップとサイクリングロードである証のブルーラインが引かれています。

向島フェリー乗り場

さぁ、ここから3日目のしまなみ海道サイクリングスタートです!

最初は調子よくこいだが、すぐに失速

朝食もしっかり食べたので、案外すんなり走りきれるか!?と思って最初は良いペースで進んでいたものの、松山サイクリングからの膝の痛みと、しまなみ海道サイクリングでの疲れもあり、序盤からスピードが落ちてきてしまいました。
そして、もちろん島と島の移動は橋になりますし、橋まで行くためには坂道を上らなければいけません。

因島大橋

「あそこに見える橋、渡るんですよね!?」と思わず確認してしまったのは、因島に行くための「因島大橋」です。

渡りましたよ!頑張って自転車を降りることもなく。しかし、普通にこいでいても膝に痛みがあるのに、坂道をこぐとそれが結構痛みます。このくらいの段階で、サポーターを買うなりして対策しておくべきだったのですが、どうにかなるだろう!と思ったのが、間違いの始まりでした…。

絶品ジェラートで体力回復

脚も痛い、膝も痛い、腕もお尻も痛い!そんな状態ですが、次の「生口橋」もどうにか渡って生口島にこれたのは、そこにサイクリストにも有名な絶品ジェラートのお店があると言われていたからです。

生口島に入ってからもお店までは少し距離があったので、「まだですかね?」と前に行ったことのある先輩に聞いてみたところ「別の島だったかも」と言われた時にはこぐ気力がなくなりそうでしたが、そんなやり取りをしていると、大きな看板が見えてきました。

ジェラート専門店ドルチェ

ドルチェ」という手作りジェラートのお店です。人気のお店というだけあって、オープン前に着いてしまいましたが、並んでいる人も少しいました。期待を膨らませて私が頼んだのは、コーンのダブルで「伯方の塩 &  尾道の桃」です。

ドルチェ 伯方の塩 &  尾道の桃

普段はそんなにアイスクリームを食べないし、どれも同じようなクオリティだと思っていましたが、これは本当に美味しい!自転車ではなくてもお店には車で行けますが、こいで疲れて食べるとさらに美味しさUPです!
行かれる際には、ぜひサイクリングで行かれることをオススメします。

多々羅大橋まで戻ってきた!

ジェラートで体は元気になったものの、膝が痛いのは回復しません。しかし、こぎ続けて「多々羅大橋」までやってきました。

多々羅大橋

多々羅大橋からの風景

これを渡り切れば初日に泊まった「今治しまなみふれあい交流館」のある大三島まで戻ってきたことになります。初日は多々羅大橋は渡らず、フェリーでとびしま海道に行きましたが、帰りは渡って「道の駅 多々羅しまなみ公園」で休憩です。

ちょうど橋をバックに撮影ができるベストスポットがあったので、記念写真を来ていた方にお願いしてとってもらいました。

道の駅 多々羅しまなみ公園での記念撮影

私は完全に疲れ切ってますねw

道の駅だと思ってなめていたら食事が美味過ぎた!

ここからは、基本的に初日のコースを逆に走っていく感じになります。知らない道を走るわけではないのと、ここまで来たという気持ちで少し気が楽になりました。それでも橋があれば坂道があるので、それをクリアーしていかなければいけません。
大三島橋」を渡って伯方島に入り、「まじでこげない!」というところで、行きでも寄った「道の駅 伯方S・Cパーク マリンオアシスはかた」が見えてきたので、ここで休憩することにしました。

行きで休憩した時には、外の売店しか見なかったのですが、中に入るとちゃんとレストランがあり、時間もお昼だったので昼食をとることにしました。

道の駅で食べてもそんなに美味しいイメージはなかったのですが、最終日、やはり海の幸が食べたいと思い頼んだ「刺身定食」が大当たり!

道の駅 伯方S・Cパーク マリンオアシスはかた 刺身定食

2日目にとびしま海道で食べた「麒麟」の刺身定食以上とは言いませんが、それに張る素晴らしいお刺身でした!

ここで食後もしっかり休んで、少しでも膝に負担がかからないようにサドルを下げてもらったのですが、私の買った自転車のサイズがそもそも大きくサドルがほとんど下がらないということが判明。
買った時は、自転車は大きい方が進むだろう!と思っていたのですが、大きい方がフレームも重くなりますし、2サイズで迷った時には小さいサイズを買う方が無難だそうです。

買う時言ってよ店員さん!と思いましたが、自分で「大きい方が良いです!」と言ったんですよね…。はい、今でもなんかそんな記憶があります。

膝の激痛との戦い

どうにか「伯方・大島大橋」を渡って最初の島、大島入り。しかし、この大島、結構な長さが坂が続いていて、行きでも苦しめられたことを覚えていました。そのうえ、もう膝がヤバい感じだったので、見かけたドラックストアで膝用のサポーターを2つ買い両膝につけました。

そんなにスポーツをしてこなかったので、サポーターなんてつけるのは初めてでしたが、気持ち痛みも和らいだような気がして長い坂をゆっくりと上り切り、そこからはずっと下り坂で初日にソフトクリームを食べた「道の駅 よしうみいきいき館」まで来ることができました。

そこから橋への坂道を上り、「来島海峡大橋」を渡り、今治駅までに行くまでは本当にずっと「もうこげない!」という膝の痛さでした。
来島海峡大橋を渡り終えると、今治駅までの道は平坦なのですが、それでもそんな普通の道ですらこぐのが辛いほど膝が痛く、今治駅が見えた時には「これでやっと自転車をこがずに済むのか」と思いました。

家にこいで帰るまでがサイクリングです

今治駅に着くと、行きに自転車を組み立てた場所で、今度は自転車をバラして輪行袋に詰めます。

今治駅前のマイ自転車

3日で180km、サイクリスト的には大した距離ではないのでしょうが、普段は家の近所を走る程度なのでどうなることかと不安でしたが、無事に(両膝にサポーターしてますがw)出発地点に戻って来れて一安心です。

少し休憩して他の2人はお土産を買って、松山駅の列車に乗ります。そして、東京から来ている先輩2人とは松山駅で別れて、実家の最寄り駅の大洲駅行きに乗り換えました。

大洲駅に着いて自転車を下ろす時に駅員さんに「しまなみへでも行かれていたんですか?」と声を掛けられました。少し話していると、その駅員さんも自転車が好きでサイクリングに出掛けるそうです。そして、「何に乗られているんですか?」と聞かれたので「GIANTのクロスです」と答えると「え!?クロスですか??」と結構、驚かれてしまいました。
この時、やっぱりクロスバイクで輪行してしまなみ行く人なんていないのかなぁ…、ロードバイクが欲しい!という気持ちと、一生クロスバイクに乗り続けてやるよ!という2つの気持ちが生まれ、今でのその2つの気持ちは葛藤していますw

そんな短い会話をして大洲駅に着くと、最後の自転車の組み立てです。組み立て終えて家まで帰る走り慣れた道も、膝が痛く、家へと続く最後の坂道は押して上がりました。

かなり疲れていたのに、しっかりその日のサバイブログも更新した自分をほめてあげたいですw

3日目の反省

膝がヤバそうだなぁというのは走り始めてすぐにわかったのに、その時点でサポーターを買わなかったのは完全にミスジャッジでした。

そこまで膝を酷使したことがなかったので、どうしたら良いものかというのもありましたが、交通機関のない島で本当に膝が壊れてもうこげない!ということになっていたら、かなりの迷惑をかけていたと思います。

しまなみ海道は自転車で走り込んでいる人にとっては、それほどきついコースではないと思います。しかし、普段ほとんど運動もしないような人が走るのには、橋へ上る坂道も何度もありますし、楽なコースでもありません。
自分の場合はそんなに距離は走っていませんが、日々、自転車に乗っていますし、山も多いので坂道も走っています。それでも、今回のブログに書いたくらい大変なので、私と同じようなサイクリング初心者は、無理せず限界になる前にちゃんと休んで、安全にサイクリングをしましょう。

次はロードバイクで行くのか、もっと乗りやすく改造したGIANTのクロスバイクで行くのか、まだわかりませんが、今回行っていないスポットもまだまだあるしまなみ海道。愛媛に住んでいれば気軽に行けるので、また走りにいってみたいと思います!