【しまなみ海道サイクリング】2日目:大三島〜尾道

【しまなみ海道サイクリング】2日目:大三島〜尾道

【しまなみ海道サイクリング】2日目:大三島〜尾道

初日「【しまなみ海道サイクリング】1日目:今治駅〜大三島」から、体力を使い果たした感じがありますが、今回は2日目、しまなみ海道からフェリーでとびしま海道に渡っての大三島から尾道への旅です。

朝5時起きで宗方港に出発

朝8時半に大三島を出発するフェリーに乗るために、2日目は朝5時起きで出発準備です。昨日、買ったおにぎり2個と、ウィダーインゼリーでエネルギーを補給して、6時には「今治しまなみふれあい交流館」を出発しました。

昨晩は、ここからフェリーに乗る宗方港までの道のりは、坂道もあまりなく平坦だと思うと言っていたのに、蓋を開けると初っ端から峠を越えるような激坂コースで、早朝から体が温まったというか全力を使っている感じです。
何度目かの坂道を上って、休憩がてら撮影。

大三島からの景色

このあとの下り坂の先に港があって、予定よりも早い時間に到着することができました。そのためフェリーではなく高速船に乗れる時間だったので、輪行をして船に乗り込みます。

とびしま海道がのアップダウンがアップダウンが多くてビビった

ひとまず高速で大三島から4島目の岡村島までは、外の景色を楽しみながら船内でゆっくりしました。

宗方港を出港した高速船からの景色

この高速船には自分たち以外にも輪行しているサイクリストがおり、しまなみ海道からとびしま海道へ渡るコースも、サイクリストに人気なのかもしれません。

岡村港に入港すると、しまなみ海道と同じように橋を渡る → 島に下りる → 橋に上る → 橋を渡る…の繰り返しになり、7つの橋を渡って呉を目指して走ることになります。岡村島だけは愛媛県今治市に属しているため、最初の「岡村大橋」ではサイクリストの方にこんな写真を撮ってもらいました。

岡村大橋

橋の上にちょうど愛媛と広島の境界線があるんです。私は愛媛県民なので、愛媛を差してみましたw

岡村大橋

引きで撮るとこんな感じです。

そして、このあとは次々と島と橋を交互に走って行くのですが、とびしまは橋への坂道以外にも坂道が多く、上っては休憩をしてもらい(他の2人は元気ですが)、写真を撮りながら進んで行きました。

とびしま海道の風景

とびしま海道の風景

とびしま海道の風景

島に入るごとに右回り、左回り、どちらで回るか好きな方を選びながら走っていたのですが、どうやら行きたい昼食のスポットと逆回りに走ってしまったようで、引き返すか進もうかという話になりました。
ここで引き返すと、また激坂を走ることになって、1日目の展望台の時のように体力が持たなくなりそうなので、私は断固進むことを提案。結果、雲行きも怪しくなってきたので戻らず進んだ結果、大当たりのお店で昼食をとることができました!

やっと食べれた地のもの、海の幸

早朝から自転車をこいで、時間はちょうどお昼頃でエネルギー切れ寸前だったので、休憩していた「であいの館 蒲刈」の目の前にある「蒲刈大橋」を渡ってすぐにある和食のお店「麒麟」に行きました。

これがふらっと入ったわりに大当たりで、地元の方から、観光客、サイクリストまでが食事を楽しむ良心的な価格で地のものの魚が食べれる素晴らしいお店でした。

私が食べたのは刺身定食でしたが、鯛の身が引き締まってこれまでに食べた鯛の中でも上位に入る美味しさ!

 麒麟の刺身定食

もちろん、はまちもしめ鯖も美味しく、他の方が頼んでいた魚煮付定食も大きな鯛の煮付けでとても美味しそうでした。
食べログにも料理写真が多く載せられているので、ぜひ見てみてください。

麒麟 – 新広/和食(その他) [食べログ]

ここはまた、とびしまに訪れることがあれば、必ず行きたいお店の1つになりました!

美味しいご飯を食べてエネルギーチャージをして少し走ると、最後の橋「安芸灘大橋」があります。これが名前の通り大橋というだけあって、橋に上るまでの坂道も急で距離があります。ギアを1番軽くして、どうにか上り切って無事に本州に降り立つことができました。

ここから、安芸川尻駅まで行って、輪行の準備をすれば尾道まではゆっくりと電車の旅です。巨大な造船所などの景色を楽しみながら、体の疲れを癒して尾道に到着しました。

帰りのために自転車をパワーアップ

尾道駅に着くとすぐ近くにある「尾道第一ホテル」にチェックイン。このホテルはサイクリストの使用も多いため自転車の客室内持込が可能になっています。しかし、2人部屋にもう1つベッドを置いてもらって部屋がパンパンだったため、地下の駐輪場へ。ここも、自転車を出し入れする際に係の方がシャッターを開け閉めしてくれるので、高い自転車に乗っている人でも安心して止めておくことができます。

尾道第一ホテルの駐輪場

ここで先輩方2人は自転車を駐輪したのですが、私のクロスバイクは3日目の帰り道を前に、タイヤもブレーキもボロボロだったので、ホテルの斜め向かいにある

サイクリストに必要なサービスが揃った複合施設「ONOMICHI U2 オノミチ ユーツー

ONOMICHI U2 オノミチ ユーツー

の中にある「ジャイアントストア尾道」で細めのタイヤに交換してもらって、ブレーキも新しいものに替えてもらいました。そして、ハンドルを街乗り用にお洒落な革にしたせいで、長時間の乗っていると手が痛くてたまらないので、グローブも購入しました。
そして、ずっと使っていなかったので調子の悪かった自転車の前のギアを先輩に直してもらい、3日目の最長距離80kmのサイクリングに備えて準備をしました。

ちなみにこのONOMICHI U2、見ての通り倉庫を改造した建物で、海に面していることもあり、お洒落で横浜のような雰囲気です。隣には同じく倉庫を改造して美術館にしている建物もあり、また来る機会があれば、尾道で1日ゆっくり過ごしてみるのもありだな、と思いました。

尾道の夜を楽しんで就寝

自転車も整備できたので、夜の尾道に繰り出して食事を楽しむために、駅の近くを少し散策してみたのですが、この日が連休最終日ということもあり休みのお店が多く、結局、別のホテルの1Fに入っている居酒屋「海鮮問屋きたまえ」で夜ご飯を食べることにしました。

正直、昼に麒麟で食べた刺身定食がかなり美味しかったので、食事はある意味期待通りの感じでしたが、生まれて初めてフローズン生が飲めたのは良かったです。

海鮮問屋きたまえのフローズン生

正直、ここで結構お腹いっぱいにはなったのですが、尾道といえば尾道ラーメンでしょう!ということで、駅にある「尾道ラーメン たに 駅ビル店」に行きました。
ここも、駅ビルにあるラーメン屋ってどうなのよ!?と思って入ったものの、美味い!

尾道ラーメン たに 駅ビル店の尾道ラーメン

醤油ベースのさっぱり味に、大きな背脂が入っていて、飲んだあとに食べるにはピッタリなラーメンです。さすがに満腹で頼みませんでしたが、チャーハン好きとして気になる美味しそうなチャーハンを作っていて、これも次は必ず食べたいと思いました。
しっかりと、尾道のご当地グルメも堪能できて、ホテルに帰って3日目に備えて就寝しました。

2日目の反省

1日目の疲れはあったものの、坂道でのギアチェンジの仕方、自転車のこぎ方を昨晩に教えてもらっていたので、ある程度のスピードで走ることができました。

しかし、肝心の自転車自体が、ブレーキはすり減って、タイヤも傷が多い状態で、安全面から見てもよくないコンディションでした。ジャイアントストア尾道があったので交換してもらえたとはいえ、結構な距離を走ることがわかっていたしまなみ海道サイクリングなので、自転車の整備も事前にもっとしっかりしておくべきでした。

というわけで、タイヤとブレーキは新しくなったものの、この自転車のセッティングの甘さもあり、3日目は大変な思いをすることになるんです…。