徹夜で仕事をするデザイナー

先輩フリーランサーに聞いた「フリーになって最初に大変だったことは?」

先輩フリーランサーに聞いた「フリーになって最初に大変だったことは?」

徹夜で仕事をするデザイナー

先週の木曜からの4泊5日で行ってきた東京出張、愛媛ではあまり会うことのできないフリーランスのデザイナーやクリエイターに会って、色々と質問をしたりアドバイスをいただいたりしたい!というのも今回の出張の大きな目的の1つでした。

タイミング良く、さまざまなワークスタイルで働いているフリーランスの方に会って話をすることができたので、今日から数回、そこから得たものや見えてきたフリーランスのリアルについて書いておきます。

もうすぐ1年、結構フリーランスって大変なんですが…。

そもそも、なぜ私がフリーランスの先輩に色々と質問をしたい状況になったのかですが、地元に戻ったのが昨年の12月1日、元旦付けでフリーランスをスタートして、あと1ヶ月でフリーランスになって1年が経とうとしています。

この間に色々な変化がありました。

本当に仕事がなくてどうしよう…、という時もあれば、結構仕事が入ってきて売上にも反映している時もありますし、忙しい割には売上が悪い時もあります。
それにやりやすいクライアントもいれば、相性が合わないクライアントもいる…。

これらはどれも会社員デザイナーとして働いていると、ある程度はスケジュール管理をしてくれるマネージャーや、クライアントと直接やり取りをしている営業がどうにかしてくれることでもあります。

結果として、フリーランスになって自分で仕事をする楽しさもあるけれど、会社という組織に守られないデメリットも感じ、今、成功しているフリーランスの方々は最初はどうだったんだろう、と聞いてみたくなったわけです。

自分ができる仕事量を把握するのが大変だった

皆さんから共通して、最初に返ってきた答えがこれです。

自分がこのどのくらいの時間をかければ、どれほどの作業をすることができるか、そして、1つの仕事をするのにそもそもどれくらいの時間がかかるのか、が把握できていないと、スケジュールを立てることができません。

フリーランスの最初のころは、売上が少ない場合が多く、不安な気持ちもありますから、ついつい入れれるだけ仕事を詰め込んだりとオーバーワーク気味になりがちです。

これが会社だと、そんな時でもチームで頑張って乗り切った!ということもあり得ますが、フリーランスは誰も雇っていなければ自分の体1つしかありませんから、どれだけ急いで働いても1度に1つの作業しかできません。

物理的にこなせない案件量の案件を受けた結果、徹夜続きで体調を崩したり、年中風邪を引いている時期もあった、という方もいたので、まずは自分のできる仕事量をしっかりと把握してスケジュールを立てる能力を、フリーランスは身につけなければなりません。

低価格の案件や友達価格の案件

次に大変だったことで挙ってくるのが、これです。

お金欲しさに受けた低価格の案件や友達価格の案件が、サクッと終われば良いのですが、そういう案件に限って修正が多いなどの理由で終わらないものです。

そして、最初に低価格で受けてしまうと今後価格を上げるのが難しかったり、友達の案件の場合は価格のトラブルから友人関係に亀裂が入ってしまうこともあります。

これも月給制の会社員時代には考える必要のなかったことですが、フリーランスの場合には死活問題です。

サバイブログでも

デザインのクオリティと値段の関係をハッキリさせておこう

【クラウドソーシングも含む】プロに低料金の案件を気持良く、しっかり仕事をしてもらうコツ

というようなデザインとお金に関わる記事は書いていますが、自分のこととなるとなかなか難しいものです。

自分自身で適正価格を理解しつつ、都会と田舎の相場の違いなども把握して、受注者も発注者も満足して円滑に仕事が進めるような価格設定を考えていくしかありません。

お金を稼ぐというのは、本当に大変なことだと日々痛感させられます。

まとめ

これらが、代表的な先輩フリーランサーに聞いた「フリーになって最初に大変だったこと」です。

どれもフリーランスになった人なら経験しているようなことだと思うので、明確に回避できる方法があるいというよりは、失敗しながら体で覚えていくようなところもあるのかもしれません。

しかし、先輩フリーランサーの方々の意見は参考になりますし、何より、私から見てフリーでいい感じにやっていけてるなぁ、と思う人たちにも大変な時期があったと聞くことで、自分も頑張ろう!と思える面もありました。

田舎では少ないフリーランスの情報のインプットは、やはり大事ですね!