フリーランス同士のお金のトラブル。こんな時、あなたならどうする!?
会社員と違って自分で仕事を取ってきて、お金の交渉もしなければいけないフリーランス。
場合によってはトラブルが発生してしまうこともあるようです。
会社とフリーランス間での案件の場合は、事前にしっかりと契約書を交わすなども含め、トラブルを回避する試みをおこなっている方も多いと思いますが、フリーランス同士での案件の場合はどうでしょうか?
今回はフリーランス間で、仕事をお願いしたり、されたりした場合に起こりうるお金のトラブルを想定して、自分ならどうするかを考えてみました。法律的な解決策などではなく、私はこうすると思うという意味なので参考程度にしてください。
何かの機会に皆さんの意見も聞くことができればと思います。
CASE 1:案件が頓挫して、作業はしたのに入金はないことになってしまった。
何かしらの理由で案件がストップ。エンドクライアントは納品されてないし、お金は支払わないと言っている…。
発注側だとしたら。
外注した方がすでに作業をしているのであれば、その分は支払うと思います。こちらに入金がなかったからといって、他の方にもタダ働きを強要したのでは、その方との信頼関係がなくなってしまいます。
でも、状況はしっかりと説明して、支払う額に関してはよく話合うでしょう。
受注側だとしたら。
発注者にお金が入らなかったからといって、私は動いているし、あなたと私の契約としては動いた分は払って欲しいと思うでしょうね。
ただ、こちらが作ったものをエンドクライアントが気に入らずこういう事態になったとか、こちらにも非がある理由なら、請求するか考えると思います。しかし、今後その発注者と仕事をするかどうかも、状況によっては考えるでしょうね。
CASE 2:案件の納品後にエンドクライアントから値引きのお願いがあった。
出来上がってから、もう少し安くならないですかねー。とエンドクライアントから相談があり値引きをしたら…。
発注側だとしたら。
額が大きければ、理由を説明して交渉をする。そんなに大きな額でなければ、自分で多少はかぶってもお支払いして、受注してくれた方との関係性がギクシャクしないようにすると思います。
受注側だとしたら。
CASE 1の場合と同じように、自分に非がある理由なら、こちらへの支払い額も値引きされてもしょうがないと思うかもしれませんが、まったく関係ない理由であれば、見積もりを出してOKをもらって進めているのに、後から値引きとか言われても…。と思ってしまいます。
CASE 3:クライアント都合でスケジュールが大幅に伸びて納品が遅くなり、お金の支払いも遅くなる。
さぁ納品して入金だ!と思ったら、思わぬチェックが入り修正も発生して、納期も後ろ倒しに…。
発注側だとしたら。
まず、追加修正に関してはクライアントに支払ってもらうように掛け合い、結果ダメだとしても外注した方にはなるべく追加の作業分は払えるようにしたいとは思います。
こういうことで揉めないように、クライアントには修正は何回目以降は追加料金が発生しますという契約でスタートできると良いけれど、現実的にはなかなか難しいかもしれません。
受注側だとしたら。
もし額が大きければ、その入金が遅くなることで厳しいなぁと思うでしょうね。支払いとかこれを買おうと思っていたのにという予定もズレますし。
追加修正に関しては、まったくの別案でガラッと変えるとか、ページが増えるとか、追加で請求しやすいものであればお願いしやすいですが、そうでないと最初の額でやることになる場合が多いような気はします。
まとめ
自分で書いていて思いましたが、フリーランス同士の案件は直でその人との案件という形になる場合が多いので、その人との関係性をどうしたいのか、どうしていきたいのかも大きく関わると感じました。
もちろん、タダで人が動くことは原則的にはありませんから、作業に関してはその分の対価が支払われるべきですが、お金だけで判断できなことが多いのも事実です。
自分がクライアントとやり取りをして、さらに外注をお願いする場合なら、クライアントとの交渉もできますが、外注された側になると、どうしようもないケースが増えるかもしれませんね。
外注に発注する側になった場合は、クライアントとしっかり交渉する力を、外注で受けることになった場合には、地雷案件を見分ける力を持っておく、そのような対処方法になるのかもしれません!