重ねられた一万円札

【フリーランスのお金の疑問】失業保険は確定申告する必要はあるのか?

【フリーランスのお金の疑問】失業保険は確定申告する必要はあるのか?

重ねられた一万円札

FacebookやTwitterの記事を見ていても確定申告絡みの投稿が多く目に付きます。まだ終わっていない方はもうかなり追い込みの時期なので大変そうです。

私は今年から個人事業主として開業したので、今年の確定申告(去年分)は白色申告で楽勝だったのですが、フリーランスのお金の疑問なんて記事を書いているので質問を受けることがあります。

今回、聞かれた質問は「失業保険は確定申告する必要はあるのか?」ということです。

必要ありません

結論を最初に言ってしまいましたが、失業保険には税金がかからないので確定申告をする必要はありません。その理屈としては、

失業保険は最低限の生活をおくるのに必要な資金として支給されます。もしこれに税金が課されてしまうと、最低生活費を下回ることになります。よって、失業保険には一切の税金が課されることはありません。

ということで、

国民健康保険を算定する際の「所得割額」に加算されることはありませんし、確定申告の時も、失業保険で得た収入を申告する必要はありません。

とのことです。確かに失業している上に、失業保険に課税までされてはやっていけないので納得の理由です。

しかし確定申告自体は行った方が良い

失業保険を申告する必要はありませんが、退職後に確定申告自体は行った方が良いのはこのブログでも以前の記事「退職した年の確定申告ってどうするの?」でも書いた通りです。

払い過ぎた税金が還付金として戻ってくる可能性が高いのと、失業して所得が大幅に減っている場合、申告すれば次の年度に支払う健康保険料など住民税を下げることが可能だからです。

フリーランスになる前に

退職していきなりフリーランスになる人ばかりではありません。次の会社が決まって無い場合もありますし、転職しようかどうしようかを考えつつ少し時間もできるのでゆっくりしよう思ったり、旅行に行ったり、スキルアップのためにスクールに通ったりする場合も多いと思います。そしてその結果、転職する人もいればフリーランスになる人もいると思いますが、そのような仕事も探しつつ色々と先のことを考えている期間、お金のことは知識がなければ損をしてしまう場合が多くあります。失業保険にしても退職してからの確定申告にしても自分に関係のありそうなことであれば勉強しておきましょう。
※退職後すぐにフリーランスとして開業する場合、開業の予定がある場合には失業ではありませんから失業保険は支給されません。あくまで失業中で求職活動をしている人に支給されるのが失業保険です。

最後に余談ですが、確定申告に税務署に行った時にとんちんかんな質問をしてしまいました。「還付金には税金はかかるんですか?」と。

答えは勿論かかりません。払い過ぎた税金が返ってきたのが還付金ですから当然のことです。しかし、フリーランスになるとお金の出入りに過敏になってしまうものなのかもしれませんw

【参考にしたサイト】

失業保険は非課税 | 退職したら最初に見るサイト

失業保険と所得税の関係