早めにやって良かった、フリーランスのfreeeで確定申告準備開始
昨日書いた「フリーランスの仕事納めはいつですか?」の中にも書いているのですが、この冬休み的な時期にやっておいた方が良いことの1つが確定申告の準備ではないでしょうか。
確定申告の締め切りは来年3月15日ですから、別にこれから確定申告をしておこう!というわけではありません。大事なのはその準備です。
領収書やレシートもとっちらかったままですし、サバイブログでも何度もレコメンドしている「全自動のクラウド会計ソフト freee」も口座を同期しただけで放置気味だったので、このままじゃマズい!と思い、できることから作業を始めました。
結論から言うと、このタイミングで少し手を付けておいて、本当に良かったと思っています。
売上は低い割に多岐に渡っている
最初から自虐的な見出しになっていますが、この通りなんです。今年からスタートさせたフリーランス。まだまだ起動に乗っていると言える状態ではなく、売上は低いのですが、クライアントの種類は多く収入源が分散しているので、処理の仕方が一筋縄ではいかないんです。
やっている作業1つ取っても
- ディレクション
- デザイン制作
- コーディング
- 講師
- 執筆
などがありますし、これらをメインのデザイン業、ライター業として、他にこのサバイブログなどからのネットの収入として、
- Google Adsense
- Amazonアソシエイト
- 楽天アフィリエイト
- バリューコマース アフィリエイト
- NAVERまとめ
などがあり、それぞれの収入は微々たるものではあるのですが、申告しないわけにはいきません。
そして、よく考えるとデザイン業の中にもクライアントや代理店を通して受けている仕事だけでなく、クラウドソーシングを使っての仕事もあるので、それはそれで手数料などの処理も必要です。
クライアントが多くなればその分、処理をする方法も細かくなり、いくら口座をfreeeに同期しているといっても、調べないとわからないことも増えます。
これが確定申告直前の時期では、確実にパニックになっていると思うので、今のうちにやり始めて良かったと思っています。
源泉徴収税がくせ者
freeeを使って請求書の発行からやっているメリットとして、請求書を発行すると同時に取引も立てられるので、入金があった場合に
請求額 = 入金額
であればfreeeの方で自動的に照合してくれて、ワンクリックで済むのですが、そのためには源泉徴収税が発生する取引の場合はこちらで計算して請求書に書いておく必要があります。
私は10月くらいまでは、源泉徴収税の計算はせず請求書にも記入していませんでした。ですから、その取引に関しては計算して源泉徴収税○○円をマイナスして処理することで、請求額 = 入金額 に一致させます。
これが数が多いと本当に面倒臭い上に、たまにクライアントの方が源泉徴収税の計算が間違っていて合わないこともあるので、困ったものです。
それなら支払調書が送られてきてからまとめて入力すれば良いのでは?という意見もあるかもしれませんが、支払調書は支払った方(クライアント)が税務署に提出する義務はあっても、我々支払われた側(デザイナーなど)に提出する義務はないんです。
それに、引かれた源泉徴収税額と支払調書に書かれている源泉徴収税額が本当に一致しているのかを確認するためにも、源泉徴収税はこちらで計算して請求書に記載しておくことをオススメします。
振込手数料もくせ者
同じように、請求額 = 入金額 にならない場合が、振込手数料がこちら負担の場合です。
これが本当に面倒で、振込手数料はいくらかかるのか、事前にこちらでがわかりません。ですから、最初にそもそもどちらが振込手数料を負担するのかを明確にするためにも確認しておきましょう。
それで、そちらで負担してください、となれば負担するしかないので、この時に源泉徴収税は計算していない(請求書に書いていない)、振込手数料分も引かれているとなると、入金された額の根拠は何なのかわけばわかりません。
ですから、せめて自分で計算できる源泉徴収税は、最初から請求書に書いておいた方が良いわけです。
まとめ
今日、少し手をつけただけでも、これだけの疑問というか問題があり、思ったようには作業が進みません。
しかし、これらのことを初めての確定申告でしっかりと理解してfreeeを使って行えれば、2年目からは会計処理はかなり楽になるはずです。お金のことで不明なことがあるとついつい不安になってしまうもの。ちゃんと疑問は会計しながら、前倒しで作業はしておきましょう!