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Dropboxの有料プランが容量1TBにUP!Google ドライブとどっちが良いのか比較してみた

Dropboxの有料プランが容量1TBにUP!Google ドライブとどっちが良いのか比較してみた

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今朝、目が覚めてベッドの中でiPhoneチェックをしていると、オンラインストレージ業界を震撼させる大ニュースが起きていました。それは、「Dropbox、有料プランを1本化!容量1TBを月額1,200円で利用可能に!」というものです。震撼なんて大げさな、と思われるかもしれませんが、TwitterでもFacebookでも結構な話題になっていました。

Dropbox、有料プランを1本化!容量1TBを月額1,200円で利用可能に! | gori.me(ゴリミー)
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私も会社員デザイナー時代は、社内のデータ共有にDropboxを使っている程度でしたが、今は東京や他の地方、そしてアメリカにいるクライアントの方々とのやり取りにもDropboxを使用しています。つまり、オンラインでの遠隔業務を行うにはもはや必須のツールになっているDropbox。しかし、現在は他にも便利なオンラインストレージがいくつもある「オンラインストレージ乱世時代」です。その中でもDropboxと人気を二分するであろうGoogle ドライブ。

今回は、容量が1TBにUPしたDropboxと、元祖格安大容量のオンラインのGoogle ドライブ、正直どちらが使いやすいのか、オンラインで遠隔業務で仕事をするデザイナー目線で比較してみたいと思います。

DropboxとGoogle ドライブ、ユーザーが多いのは…

正確なユーザー数というわけではなく、実際に仕事をしていてまわりのデザイナーやクライアントがデータのやり取りに使っている割合ですが、圧倒的にDropboxが多いです。

遠隔業務の場合はデータの受け渡しは全てオンライン上になりますので、新しい案件をスタートする場合に、それがある程度のボリュームのある場合や継続して行うようなものの場合には、まずデータの受け渡し用の共有フォルダをオンライン上で作成します。
今のところ、この作業に使われるオンラインストレージは99%、Dropboxです。私の方から「Dropboxでお願いします」ということもありますが、それよるも相手から「Dropbox使ってますか?」と聞かれ、ではこの案件の共有フォルダを作りましょう、という流れがほとんどです。この圧倒的なDropboxのシェアの理由はいくつかあると思うのですが、

  • 最初に登場したオンラインストレージがDropboxなのでユーザーが多い
  • 無料で使える容量は2GBとオンラインストレージの中では少ない方だが、案件ごとに共有するには足りる容量(写真や映像が大量になければ)
  • ios、Androidアプリも安定していて使い勝手が良い
  • 企業のパソコンでGmailアカウントが使えないのでGoogle ドライブはつかえない

などが考えられるのではないでしょうか。

つまり、仕事でクライアントとやり取りをするのは、現状ではDropboxの方が圧倒的に使われているので、そのDropboxの有料プランが容量1TBにUPというニュースに喜んでいるユーザーはかなり多くいることになるはずです。

私も、Dropboxの容量を無料で増やせるところまで増やすか(約20GB程にできます)、有料プランにするか、無料で15GBまで使えるGoogle ドライブにするか迷っていたところなので、今回のDropboxの有料プランが容量1TBにUPは、Dropboxの有料プランに加入するのに背中を押されたような感じになったわけです。

Dropboxの容量UPをさせたのはGoogle ドライブの存在だろう

確かにクライアントとのやり取りでDropboxの使用が圧倒的に多いのは事実なのですが、Dropboxには決定的な問題がありました。それは無料プランの容量の少なさと、有料プランの料金の高さです。

他のオンラインストレージは、少ない容量のものでも5GBはあります。そして、DropboxのライバルになるGoogle ドライブも、Microsoftの提供するOneDriveも無料で15GBも使用できます。
そして、有料プランを見てもGoogle ドライブは1027円/月で1TB使えるのに対して、Dropboxは1027円/月で100GBと、同じ値段で使える容量がGoogle ドライブの1/10でした。これではさすがにGoogle ドライブに乗り換えてしまうユーザもかなりいたでしょう。

そこで、Google ドライブとほとんど同じ、月額1,200円で1TBという料金プランにした可能性は大いにあるのではないでしょうか。

ではGoogle ドライブユーザーは減る(増えない)のか

Dropboxユーザーが今回の容量UPに喜んでいて、私のように無料プランターから有料プランに変えようという人も多くいると思いますが、そういうこととは別にGoogle ドライブユーザーはユーザーで、増え続けるような気がします。その理由は、

  • Googleアカウントを持っている人が大量にいる
  • Webブラウザーで文書ファイルなどを作成・編集できる
  • それらはスマホやタブレットでも編集可能
  • そのため他人と共同で編集したり公開するのが容易
  • Gmailから最大10GBのファイルを添付ファイル感覚で送れる

正直、Googleアカウントを持っているなら使わない理由がない便利さです。これだけ便利なことが多いので、仕事でクライアントとのデータ共有では使っていなくても、個人的にデータのバックアップやノートPC、デスクトップPCなど、複数の所持しているパソコン間でのデータの共有にGoogle ドライブを使っているというという作業はよく聞きます。

それにMicrosoftのOfficeなどがなくても、Webブラウザ上のGoogle ドライブのアプリケーションでワープロや表計算、プレゼンテーション(パワーポイントのようなもの)までが使えるので、共同で文章を作ったり、プレゼン資料を作ったりするのにはGoogle ドライブはうってつけのようです。

Google ドライブ最大の問題点

大抵の方がGmailを使っている時代ですから、私もGoogle ドライブを使おうと思った方も多いと思いますが、そんな一見無敵そうなGoogle ドライブにも最大の欠点があります。それは、

  • IE10以降のみサポート
  • Googleドライブの編集機能を活かすにはブラウザはGoogle Chromeを利用する必要がある

という2点です。つまり大企業で古いIEをシステム上の問題で使っているようなところでは、まずGoogle ドライブは使えません。それ以前にそういう企業では情報漏洩の問題もあるため、オンラインストレージはおろか、大容量ファイル送信サービスも使えないところも少なくありません。そうなると、もちろんDropboxも使えませんから、そのような企業とデータのやり取りをする場合は、事前に方法を確認しておいた方が良いでしょう。

このような欠点も含めたGoogle ドライブの使い方が、こちらの記事に詳しく書かれているので、これから使ってみようと思う方は、ぜひチェックしてみてください。

文書編集機能も備えるオンラインストレージ:乗り遅れた人のためのGoogleドライブ入門 – @IT

他にもこんなにあるのでオンラインストレージ

今回はDropboxとGoogle ドライブを比較した記事を書きましたが、世の中にオンラインストレージ自体は、かなり多くあります。

少し今回の記事の中にも書いたMicrosoftの提供するOneDriveは、Office系のソフトを持っていなくても、WordやExcelなどのデータが閲覧、編集できて便利ですし、他にも色々なサービスと連携しているオンラインストレージや、有料版は容量無制限のオンラインストレージもいくつかあります。

様々なオンラインストレージを比較した記事も多いので、ここでいくつかご紹介しておきます。自分の状況なら何を使うのが良いか迷っている方がいれば、参考にしていただければと思います。

無期限にデータを保存するならドコ?オンラインストレージ比較 – フリーソフト100

オンラインストレージサービスを徹底比較!無料プランも豊富な違いのわかる19選 | 株式会社LIG

【2014年版】iPhoneの容量が足りないならこれ! “今”使える無料オンラインストレージアプリまとめ | iPhoneひとすじ! かみあぷ速報

『cloudGOO (TM)』~複数のオンラインストレージを統合!無料で大容量ストレージを構築できる~ | andronavi スマホアプリが見つかる!

仕事ではDropbox中心にプライベートと共同作業ではGoogle ドライブを使おう

今回のまとめはこれです。仕事ではすでにシェアの高いDropbox(有料版)を使いつつ、仕事の中でもフリーランス同士などで共同で作業してみんな作っていくような場合はGoogle ドライブでアプリケーションを使用する。そして、プライベートなデータのパソコン間で共有を仕事と分けたければ、それもGoogle ドライブを使用。

こうすれば使えるオンラインストレージの合計の容量は1.15TBになっているわけですから、大抵のデータはどうにかなるでしょう。ちなみに私は音楽データ(形式はApple Lossless)が1TBほどあるのですが、これらをオンラインストレージ上におけば、どのPCでも自分の好きな音楽が聞けるじゃん!と思いつつ、itunesで管理している以上、処理としてはライブラリにアクセスして再生しているので、この方法だと再生するのに時間がかかって現実的でないようなので、音楽データは外付けHDDで管理しています。

というわけで、オンラインストレージのDropboxとGoogle ドライブを使い分けて、そこに外付けHDDも組み合わせれば、大容量のデータの管理や共有も便利になるのではないでしょうか。私も、Dropboxを有料プランにして、色々と試してみたいと思います!