スマホ依存に悩むよりも心中するつもりで使ってみよう
情報収集の時間は色々なところに転がっているもので、家でデザインの仕事をしている時は、データが重い時は保存時間にSNSをチラ見しています。そんな時に見つけて思わずクリックしてしまったのがこの記事、
<スマホ依存は時間のムダ>生産性を高めるためには「ガラケーに戻せ」 ‐ 尾藤克之でした。「ガラケーに戻せ」ってそんなむちゃくちゃな!とタイトルを見ただけでツッコミを入れてしまいましたが、読んでもまったく共感できない記事でした。
しかし、確かに「スマホ依存」という言葉はよく耳にしますから、そういう方が世の中にはいて、苦しんでいるということなのでしょう。そこで今回は、スマホを家でも片時も話さず持っていて、メッセージを送ればチャット並のスピードでレスをしてしまう私が、スマホ依存の先にあることについて考えてみたいと思います。
確かにスマホを手にしてから忙しくなった
この手の内容は、サバイブログでも前に「【強制ノマド】やっぱりiPhoneが出たあたりから忙しさが倍増した気がする」という記事で詳しく書いています。
これまではパソコンでないと確認できなかったデータがスマホで閲覧できるようになり、簡単な編集ですらできてしまう時代ですから、「それは会社に戻ってからやります」ということが通じないことも多く、忙しくなったことは確かです。
おまけに仕事で使えるメッセンジャーアプリも数多く出ていますから、ますます仕事からは逃れられません。新着メッセージの着信音を聞くだけで嫌になることもあるのは、事実です。
必須のツールであることと依存とは違う
私の場合はデザイナーという職業に加えて、愛媛にUターンしてフリーランスとして働いているため、スマホを携帯しないわけにはいきません。
これは、必須のツールであるということであって、依存とは違います。
仕事ではなくても、出掛ければFacebookでチェックインをするし、写真を撮ればSNSにすぐにポストします。これも好きでやっているのと、こうしておくとあとでブログを書く際にも記録が残っているため、とても便利で生産性は上がっているはずです。
はたから見ればその行動はスマホ依存のようにも映っているかもしれませんが、当の本人からしてみれば、呼吸をするような感覚でスマホを使っているだけの話です。
生産性が上がるか下がるかはスマホの問題ではない
スマホを持っていると細々として連絡が絶えず来て、仕事の手が止まってしまうことは確かにあります。このようなことから生産性を高めるためには「ガラケーに戻せ」と言っているのかもしれませんが、連絡が来ることと、来た連絡から生じた作業をすぐにするかどうかは別の問題です。
生産性を上げるためにはタスクを重要度によって振り分け、優先順位を考えて作業をすることは必須です。ですから、生産性を上げるために通話とメールしかできないガラケーに戻せというのは、根本的に問題解決になっていません。
まぁ、メッセンジャーアプリのメッセージを受信できなければ、気が散らないということはあるでしょうが、仕事でLINEやFacebookメッセンジャーを使うことが愛媛ですら普及している世の中です。
そもそもスマホを持っていつでも仕事ができる状態でないと、仕事がまわらないような世の中になってしまった、ということには問題はあると思いますけどね…。
結論:スマホと心中する気持ちで使おう
スマホが常に手元にある状態がデフォルト、常に連絡が来る状態、すきま時間には電子書籍を読んだり英語アプリで学習したりする。もう24時間スマホとべったり心中するつもりで使いましょう。
そして、使わない時間、使わない日はしっかりと決めて、その時にはしっかりとデジタルデトックスしましょう。事前に仕事を調整して、そのことをまわりにも伝えておけばどうにかなるものです。
使う時には使いまくって、使わない時には使わない。そうすれば良いだけの話で、生産性云々でガラケーに戻すような話ではありません。
ですから、スマホが手元にないと落ち着かなくて日常生活に支障がでるとか、そういうことをスマホ依存というのかと思って記事をクリックしたんですけどね。
もし、そういう症状なのであれば治した方が良いですし、治療のためにガラケーに戻すという方法はありなのかもしれません。
そういうわけでなければ、良いかどうかではなく、使いこなせた方が良いスピードの世の中になってしまったと思うわけです。