時間をはずした日の祭り @広瀬神社 愛媛県小田 に行ってきた
夏祭りシーズン真っ只中!連日、どこかしらで花火大会や夜一や盆踊りなどが開催されています。しかし、また「【フリーランスの仕事術】会社員の休日がフリーランスの稼ぎ時は本当だった」でも書いたGWの時と同じように、連休前から明けるまでの忙しくなる繁忙期に突入しているようです。ですから、遠くで上がる花火の音を聞きながら、家のパソコンの前で作業をする日々が続いていますが、昨日はやっと今年の夏、最初の祭りに行くことができました。
行ってきたのは、私の住んでいる愛媛県大洲市の隣、内子町小田の広瀬神社で開催された「時間をはずした日の祭り」です。
「時間をはずした日の祭り」とは
このお祭り、小田で開催されるのは今年で3回目とのことですが、昔から小田にあるお祭りなどではなく、「13の月の暦」という
1か月を28日、1年を13か月とすることを主体として構成されている太陽暦
で計算をすると、
28日と13か月の積は364日となる。太陽暦なので太陽年(約365.2422日)との差を調整することが必要となる。このため、13の月の暦では13か月のほかに「時間をはずした日」を年末(7月25日)に1日付加する。
というわけで、この「時間をはずした日」にお祭りをしましょう!ということで、世界各地で7月25日に「時間をはずした日の祭り」が開催されているそうです。
そして、小田では樹齢千年以上の樫の樹がある「広瀬神社」という素晴らしいロケーションで開催されます。前に小田に行った時に、ここが「時間をはずした日の祭り」を開催する広瀬神社です、と紹介されてサバイブログでも記事にしています。雰囲気があって歴史を感じる、パワースポットでした。
愛媛の身近な観光地/内子町小田に行ってきた大木の根元で行われるライブが素晴らしい
どうにかこの日の仕事のタスクを終えて、内子駅に着いたのが19時過ぎ。
そこから小田はさらに山奥なので、一緒に行く町役場の方の車に乗せて頂いて広瀬神社へ。ついた頃には日も良い感じに落ちていて、ライトアップされた樹齢千年以上の樫の樹の根元でライブが行われていました。
フォークデュオとダンサーのライブで、境内は優し音楽に包まれていました。とりあえず、ビールが飲みたくて仕方なかったので、早速プッシュと開けてまったりとライブを気持良く聞きました。
そして、次のライブは奄美の方のライブです。奄美の伝統楽器やギターなど、次々と楽器を奏でて、会場の人たちを引き込んでいくライブでした。後半は息子さんがジャンベで登場してのセッション。まだ小さいのリズム感が抜群に良くて、リズミカルなジャンベに驚きました。
ラストのジャンベセッションで大盛り上がり
次は、西条市から来たジャンベのグループのライブがあり、最後には奄美の方も息子さんもジャンベで参加しての大セッションになり、
会場に集まっていたみんなを巻き込んでの楽しいライブになりました!
大セッションの様子は一部始終を動画でもばっちり抑えたので、その楽しげな雰囲気が皆さんにも伝わるはずです!
村の人をしっかり巻き込んだ素晴らしいお祭り
私も地方での音楽イベントといえば、友達夫婦が経営する兵庫県神河町の「谷間の家 さんきら」という古民家からデザインの仕事をさせてもらっているご縁で、さんきらで開催された「オトノドウクツ」というイベントにDJをしに行ったことがあります。大勢の方が集まって、盛り上がったし、楽しいイベントだったのですが、DJというスタイルや、テクノやハウスミュージックというジャンルの問題もあり、地元の方、老若男女問わず楽しめたのかなぁと考えると、少し課題も残るイベントでした。
しかし、小田の「時間をはずした日の祭り」は、小田にとってはまだまだ新しいお祭りですが、地元のお年寄りなども参加して、ジャンベを一緒に叩いている光景なども見れました。新しいお祭りが歴史のある神社で開催されて、小田以外の方も、地元の方も巻き込んで良い形になっていて、どうしても地方の祭りで音楽も絡めるとダサくなってしまいがちですが、上手くやっているなぁ、と感じました。
そして、出演者の方々の、みんなを巻き込む力と、そういう場でのジャンベの威力にも驚かされました。歌ったり踊ったりは少し恥ずかしくても、打楽器を叩くというのはプリミティブで楽しいので、最後のセッションでは特にみんなが楽しそうに一体になっていたのを感じました。
多分、これと同じことを自分の住んでいる市でもやれば成功するのかというと、あのロケーションや小田の方々の人柄もあるでしょうから一概には言えませんが、伝統のあるお祭りとともに、地方ならでは新しいお祭りも開催されて面白くなっていくという町おこしもあるのだな、と感じた夜でした。