海外ドラマ版「ハンニバル」/連続視聴でぐったり
昨日、今日でハンニバルのドラマ版、シーズン1と2を一気に見てしまいました。羊たちの沈黙の、レクター博士が捕まる前の若い精神科医だったこ頃のストーリーです。他に書きたい記事はあったのですが、さすがに2日でまとめて見ると、他のことを書く気にもならないので、感想を書いておきます。
続けて見ない方が良い
とても続編の気になってしまうドラマです。映画版のハンニバルシリーズは全部見ているので、レクター博士がどうやって出来上がっていくのかにも非常に興味があり、ついつい次から次に見てしまします。
しかし、内容的に非常にヘビーなストーリーなので、続けて見るとかなりの体力と精神力が消耗します。こういうジャンルが大丈夫な人でも、少しづつ見ることをオススメします。ダメな人は最初から見ない方が良いです。
レクター博士のイメージが変わる
映画版のアンソニー・ホプキンス演じるレクター博士は、事件を解決していく立場でもありますし、恐さよりも人間味も感じますが、ドラマ版のレクター博士は本気で恐いです。残酷で恐いとか、殺人鬼だから恐いとかそういった類いの恐さではなく、人を内側から壊す術を知っている恐さです。それを映画では無く、ドラマで時間も十分に長く取って丁寧に描かれているので、本当に恐いんです。
これがサイコパスか…
サイコパス系の映画などは、劇場型犯罪をエンターテイメント的に見せているものが多く、そういうものはグロテスクでもある意味滑稽に見れます。「悪の教典」などがその類いだと思います。しかし、ハンニバルはそういう手法で描かれているのに、それよりもレクター博士の日常感の方に意識がいってしまいます。どこまでも日常的にことが進んでいくので、グロテスクな部分はおまけのような感じです。これが、サイコパスか、こんなヤツ生きたたらこっちは生きている気がしないと思わされます。
まとめ
いや、それレクター博士捕まえられたでしょう!とか突っ込みたくなる箇所はありますが、そんなものは気にならない程、恐いです。もうちょっとエンタメ度強めのドラマにしてくれれば良いのに…、というのが本音の作品でした。