レビュー記事を書いて感じた知らない人に伝えることの難しさ
絶賛毎日連続更新中のこのSURVIBLOG、昨日は【映画メモ】闇金ウシジマくん/お金の恐さはマンガで学ぼう!とい記事を書きました。自分にとっては見た映画のメモ、このブログを見ている方にとっては映画のレビューに当たる記事です。
自分なりには「闇金ウシジマくん」を見たことが無い人が見ても内容が伝わる記事を書いたつもりでしたが、友達からのある質問でそうはなってなかったんだと気付かされました。
「ウシジマ君は取り立てる方の人なんですか?」と…。
自分の常識が他人の常識とは限らない
この質問をされた時に、「え!?だって書いてるじゃん!」と思ってしまいました。そこで昨日書いたウシジマ君の説明をした部分を読み返してみると、
あらすじを簡単に説明すると、丑嶋が社長の闇金「カウカウファイナンス」でイベントサークル代表の小川純が金を借りて踏み倒そうとしたら、えらいことになるという話です。
確かに書いてはある…。しかし、ウシジマくんを全く知らない人に対して、ちゃんとこの作品を伝えようと思うとかなり乱暴な説明の仕方です。そして、この文章を書いた時の気持を思い返してみると「ウシジマ君が闇金会社の社長で、ドラマや映画版では山田孝之が演じているのはみんな知ってるいるだろう!」というような気持で書いていました。その結果、このように書いてはあるけれど伝える気持に欠けた文章になってしまったのです。
完結にポイント押さえて伝える
そこで参考に映画のレビューサイトでは、「闇金ウシジマくん」はどう説明されているのかをYahoo!映画で見てみました。
まず、あらすじとしてこう書かれています。
ギャンブルにハマった母親の借金を背負い、カウカウ・ファイナンスを営む丑嶋(山田孝之)の容赦ない取り立てに追われる未來(大島優子)。出会いカフェで働くようになった彼女は、簡単に稼げるのならば体を売ってもいいと考えるように。一方、イケメンダンサーを集めたイベントを企画し、彼ら目当てに集まる女性たちから金を巻き上げる純(林遣都)は、丑嶋によって資金調達の道を閉ざされたことを恨んで復讐(ふくしゅう)を決意する。
これを見ると「カウカウ・ファイナンスを営む丑嶋(山田孝之)の容赦ない取り立て」という記述で、明確にウシジマ君が何者なのかと、そのキャラクターの雰囲気も書かれており、それが物語の1つのポイントであることもわかります。
それに、このサイトではあらすじだけでなく、解説も載せられています。
真鍋昌平による累計500万部のヒット漫画を原作にした深夜テレビドラマの劇場版。切れ者で冷酷非情、強心臓な闇金業者・丑嶋を中心に、欲望に踊らされる者たちの悲哀を、笑いとエロス、暴力といったスパイスを巧みに利かせて活写する。『鴨川ホルモー』の山田孝之が、ドラマ版に続いて主人公の丑嶋を怪演。人気アイドルグループ・AKB48の大島優子と『荒川アンダー ザ ブリッジ』シリーズの林遣都が、丑嶋とかかわりを持ったばかりに、奈落の底へ急降下する男女にふんして物語を盛り上げる。メガホンを取るのは、ドラマ版の演出などを手掛けていた山口雅俊。
ここでも「切れ者で冷酷非情、強心臓な闇金業者・丑嶋」とウシジマ君の特徴が書かれており、他にも原作のマンガが累計500万部のヒットマンガであることと、主演の俳優についても完結に書かれています。
あらすじも、解説もそんなに長い文章では無いのに、これと私の書いた説明では、見たい!と思う人の数も大きく違ってくるでしょう。
伝えているつもりは仕事でもありがち
今回はブログの文書でしたが、こちらは伝えているつもりでも相手には伝わっていないということは、仕事でもしばしばあります。
文書だけでなくデザインでも、こちらはちゃんと入れるように言われた要素を入れているのに、相手からすると「これじゃあわからない」ということはありがちです。そういう時には、入れてはいるけれどこちら側に伝える気持ちが欠けている場合が往々にしてあります。
勿論、言われるがままにあれもこれもと要素を増やして、何が伝えたいのかよくわからないものになってしまっては本末転倒ですが、「自分」は置いておいて、誰が見ても伝わるということをしっかりと意識しないといけません。
ブログの文章に関しても、小学生が読んでもわかるように書いた方が良い。とブログの書き方について書かれている場合もあります。
何か相手に伝わっていないような気がする。そんな風に感じた時はこのようなことを思い出して、仕事やブログに取り組もうと思います。