lifehackerの生産性向上のヒントの修正案が秀逸な件
私がfeedlyに登録して毎日チェックしているジャンルの1つに「ライフハック」ものがあるのですが、読んだ直後はなんか仕事ができるようになったような気がするものの、書かれていることを継続して実行できるかと問われるとそんなこともなく、定期的にネットで話題になる同じようなライフハックネタを見る度に、記事を読む → できる自分になって気がする → 読んで満足 → また似たような記事を読む…、のループを繰り返しているだけのような気もします。
構造的にはダイエット本が売れる理由と同じで、どのダイエット法も継続してやればどれも一定の効果はあるのに、やらないからやせずにまた別のダイエット本に手を出してしまう仕組みと同じです。
というわけで冒頭から、
本当のところは生産性向上のための「最高のアドバイス」のほとんどは役に立ちません。その理由と、代わりに何をするべきかを以下に述べます。
と気になる文章があるlifehackerの「定番とされる4つの生産性向上のヒントが有害な理由と代替案」という記事。この代替案が納得できるものだったので、ご紹介します。
定番とされる4つの生産性向上のヒントが有害な理由と代替案 | ライフハッカー[日本版]1.朝一番にEメールをチェックするのをやめましょう
確かに聞きますね。朝の頭の回転も良いゴールデンタイムをメールチェックなどに使わず、もっと良い生産性の高いものや自分のための時間に使いましょう、ということだと思うのですが、メールでデザインの修正指示や急ぎの連絡が来ているかもしれないので、それによってその日の動きが変わってきますし、やっぱり見た方が良くない?言いたいことはわかるけど、と思っていました。
そんな私の考えを踏まえて今回の代替案、
朝一番にEメールの件名をスクロールしてざっと目を通すだけなら、すぐに返信できなくても、時間を有効に利用することになります。送る前に返信を寝かせておくことは、時間を有効に使っていることになります。
その通りだと思います。見ない!というのは良くないですよね。
2.最も困難なタスクから手をつけましょう
これもこれまでに、何度こんなタイトルの記事を読んできたかわかりません。正直これは正しいし、正論だと思います。ただ問題なのは、困難なタスクとあるように困難なわけですから、なかなかやる始めるまでが大変なんだよ…、と思っていました(言い訳ですよね、と思いつつ)。
そんな正論に対しての代替案
最初に最も困難な(手のかかる)タスクに取り組む代わりに、小さくて簡単なものから開始することで自信を高め、勢いをつけましょう。そうすれば、簡単に生産的なモードに入り、きっと最後まで頑張れます。
まさに、言いたかったのはそういうことです!メンタルが強靭に強かったら、ライフハック記事なんて読んでいません!
3.マスターToDoリストを作成しましょう
これは、私は最初から代替案の方を実行していました。
一旦頭の中身をすべて書き出したら、リストを具体的で、実行可能ななタスクに書き換えます。その後、さらに1歩進んで、それを職場、家庭、副業などのリストに分割してみましょう。
こういうタスク管理がしやすい「Todoist」というアプリを私は使っています。オススメなので、今度改めてサバイブログで紹介します!
4.マルチタスクをやめましょう
これは代替案の説明が素晴らしいので、長めに引用します。
タスクを選びましょう。たとえば、通勤時間はお気に入りのポッドキャストを聴くのに最適な時間です。私は歩きながらより良い起業家になる方法を学んだり、ラジオ番組『Serial』を聴きながらHae Min Leeを殺した犯人が誰かを考えたり、スーパースターのように人とのネットワークを構築する方法を聞いたりするのが好きなのです。
確かに、これは定義的には1度に2つのタスクをやっていることになりますが、私は両方を行うのに、同じリソースを必要としません。つまり、歩きながら聴くことは、生産的なマルチタスクを行う方法なのです。
なぜなら、これらの2つのタスクは相互補完しているからです。一方、電話で話しながらEメールを書くというのは、マルチタスクのペアとして適切ではありません。なぜなら、この2つについて自分の脳を分割するのはあまりにも難しいからです。
マルチタスクの食い合わせを考えれば、使えるものだということです。文章で読むと当たり前のことに感じますが、食い合わせの悪いマルチタスクを行って生産性を落としていることも確かにあります。気をつけないといけないポイントですね。
まとめ
ライフハック記事やビジネス書に書かれているような生産性向上のテクニックは、結構マッチョなものが多いのかもしれません。
途中でも書いたように、それができる強靭な意志があれば苦労しないし、やってるよ!という話になっています。
結局、自分に合うようにアレンジして、マイライフハック術を編み出していかないといけない、ということですね!