実家フリーランサー視点で考える医療と介護
フリーランスになる理由は人それぞれあります。
個人でどこまでやれるか挑戦したい人もいれば、仕事よりも個人で受けている仕事の売上の方が多くなった、自分で時間の管理をして働きたいなど自分の意志でフリーランスになるケースが多いと思いますが、親の病気や介護のためにフリーランスになったという方もいらっしゃると思います。
幸い自分は、両親とも現在は健康なので逆にこちらが実家で世話になっているような感じですが、一人っ子で上京して働いていたため、ある程度身軽に実家にも行ける状況にしておいた方が良いかもしれない。という理由も多少はありました。
会社員時代にフリーランスの準備も兼ねて読んでいた本の中の一冊『ノマドと社畜』(会社員時代に読むのには問題のあるタイトルですがw)の中にも日本の将来を左右する「柔軟な働き方」というセクションで親の介護のために自宅でできる仕事に切り替えた方のエピソードが出てきます。
年末には、この本の著者でもあるめいろまさんの介護に関するツィートがtogetterにもまとめられ話題にもなりました。
本でもこのツィートでも言われているのは、ノマド(フリーランス)になっても、会社員としてすらダメだった人はやっていけるはずがない!という話です。そして、本当に要介護の人が家にいると仕事どころではないということです。
そして、作業療法士の友達に聞くと、親がいくら子供に迷惑をかけたくないからと言っても老人ホームなどの施設が一杯で入れないこともよくある話のようです。
両親が元気なうちに実家フリーランスも成功させたいし、日本の社会自体にもっと多様性のあるワークスタイルが生まれて欲しいところです。
最後に、昨日の夜のキュレーション(SURVIBLOGのFacebookページやTwitter、G+で22時頃にタイムラインを埋め尽くすヤツです)で、『ベルギー最高齢アスリートが安楽死、シャンパンで乾杯して旅立つ』という記事をポストしました。
ベルギー最高齢アスリートが安楽死、シャンパンで乾杯して旅立つ (AFP=時事) – Yahoo!ニュース賛否両論ある記事だとは思いますが、死期が迫った時に自分で最高の最後を飾れることは個人的には良いことだと思います。
しかし、本人の意志の問題だけでなく、周りの家族の意志もありますし、もちろん法律も関わってきますから難しいところです。
これから終末医療や医療、介護もどんどん変化していくとは思いますが、まだまだ先の話だろうと思いつつ、逆にいうと確実に訪れるであろう話でもあるので、頭の片隅で何かしら考えてシェアできることがあればまたブログに書いていきます。