人生初の1000円カットへ。気になる時間と仕上がり具合は…
愛媛に戻る直前に髪を切ったのが11月末…。あれから4ヶ月、さすがに髪が伸びたので切りたかったのですが、地元でカットするのは高校生振り。困ったのが美容室探しです。当時行っていたところはもうありませんし、お店の評判もわかりません。
そこで、フリーランス生活で出費も減らしたいので、人生初の1000円カットに行って来ました。
全ての行程がとにかく早い
どういう仕組みかわからないまま店に入ってあたふたしていると、空いているカット台に呼ばれて着席。勿論、雑誌を見てどうしようか迷うような時間はなく、いきなり「どうしますか?前髪は?耳は出しますか?襟足は?」と質問攻めです。切られ過ぎておかしくなることだけは避けたかったので、「前髪は眉にかかる程度で後は、それに合わせて良い感じで」と答えると、「アバウトだと困るよ!」とちょっと怒られてしまいました。そこで、「耳にも少しかかる程度で、襟足は普通で良いです」と答えてカットスタートです。
ここからが異常に速いんです。私の髪の毛が結構伸びていたのもありますが、バッサバッサと大胆に次々と切り落とされていきます。美容室だとチョキチョキと小気味良いハサミの音がリズミカルに聞こえて来ますが、ここではジョキンジョキンとまるで剪定されている気分です。正直「終わったな…」と思いました。
しかし、以外にも注文通りにカットされ10分もかからずカット終了。次は顔剃りです。久々の床屋での顔剃り、これは蒸しタオルも良い感じで気持良く剃ってもらいました。そしてシャンプーはオプション(有料)ですが、スッキリすためにお願いすることに。20年振りくらいに、前に屈むタイプのシャンプー台で頭を洗われました。あの台、構造的に濡れるのと姿勢がつらいので、美容室のような至福のシャンプー時間とは程遠いものです。
それから「付けますか?」と聞かれることなく頭にシーブリーズを付けられ、突然、おまけのマッサージが始まり、頭をすぽっと覆う(それパーマのヤツじゃないの??)という形のドライヤー??で頭を感想。最後はドライヤーでブラッシングしながら乾かし、微調整に少しカットして終了です。締めて1134円(税込み)でした。
16分10秒の工場気分
お店の作りは、入り口を入ると右手と奥にカット台が5つづつ。左手にはシャンプー台が3つあり、レジがあって出口(入り口)です。
つまりお店に入って反時計回りに、カット(8分)→ 顔剃り(4分)→ シャンプー(3分)→ マッサージ(10秒)→ 仕上げ(1分)でトータル16分10秒後には完成品となってお金を払ってお店を出て行くという、まるで工場のベルトコンベアーの上を流れていく製品のような気分です。この間に話した会話としては、最初のカットの注文と、「お湯の温度は?」と「痒いところはないですか?」だけです。あと、最後に「レシートは出ないんですか?」と聞くと、ちょっと嫌な顔をしてレシートを出してくれました。
美容室でも、床屋でも、カット中といえば色々とトークしたりするものですが、そこは1000円カット。コミュニケーションもバッサリカットです。サービス業を徹底的に効率化して、一切のコミュニケーションを省くと、工場と殆ど変わらないということは大きな発見となりました。
仕上がりの満足度は
ここまで結構ネガティブな感じで書いてきましたが、結果仕上がりはどうだったのかというと、結構まともな出来でむしろ普通に良い感じです。
殺伐とした1000円カット独特の雰囲気で、客というより製品気分ではありますが、1000円ちょっとであのスピードでカットできて顔剃りもしてスッキリできるのなら、コスパ的には素晴らしいと思います。しかし、色々と「1000円カット」でググってみると、当たり外れはかなりあるようで私が当たりのお店なのか、理容師さんなのかに当たったのかもしれません。
ともあれ、これまで安くても5,000円ほどかかっていたカットが、この値段でできるのは衝撃的でした!興味が出てきた方は、話のネタに1度試しに行ってみるのも良いかもしれません。しかし、とんでもヘアーにされてもサバイブログは一切の責任は持てませんのであしからず。